ビューの作成
適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance Azure Synapse Analytics Analytics Platform System (PDW)
SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使って、SQL Server データベース エンジンにビューを作成できます。 ビューは、次の目的で使用できます。
各ユーザーのデータベースに対する認識を特化、簡素化、およびカスタマイズする。
基になるベース テーブルに直接アクセスする権限をユーザーに与えずに、ユーザーがビューを介してデータにアクセスできるように設定することにより、セキュリティのメカニズムとして使用する。
テーブルのスキーマが変更された場合に、そのテーブルをエミュレートするための後方互換性インターフェイスを提供する。
制限事項
ビューは現在のデータベースでのみ作成できます。
1 つのビューで保持できる列の数は最大 1,024 です。
アクセス許可
データベースの CREATE VIEW 権限と、ビューが作成されているスキーマの ALTER 権限が必要です。
SQL Server Management Studio を使用します。
オブジェクト エクスプローラーで、新しいビューを作成するデータベースを展開します。
[ビュー] フォルダーを右クリックし、[新しいビュー] をクリックします。
[テーブルの追加] ダイアログ ボックスで、新しいビューに含める 1 つまたは複数の要素を、[テーブル]、[ビュー]、[関数]、および [シノニム] のいずれかのタブから選択します。
[追加]を選択してから [閉じる] を選択します。
ダイアグラム ペインで、新しいビューに含める列またはその他の要素を選択します。
抽出条件ペインで、列の追加の並べ替え条件またはフィルター条件を選択します。
[ファイル] メニューの [ビュー名を保存]を選びます。
[名前の選択] ダイアログ ボックスで、新しいビューの名前を入力し、 [OK]を選択します。
クエリおよびビュー デザイナーの詳細については、「クエリおよびビュー デザイン ツール(Visual Database Tools)」を参照してください。
Transact-SQL の使用
オブジェクト エクスプローラーで、 データベース エンジンのインスタンスに接続します。
標準バーで、 [新しいクエリ] を選択します。
次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] を選択します。
USE AdventureWorks2022; GO CREATE VIEW HumanResources.EmployeeHireDate AS SELECT p.FirstName, p.LastName, e.HireDate FROM HumanResources.Employee AS e INNER JOIN Person.Person AS p ON e.BusinessEntityID = p.BusinessEntityID; GO -- Query the view SELECT FirstName, LastName, HireDate FROM HumanResources.EmployeeHireDate ORDER BY LastName; GO