次の方法で共有


sys.sensitivity_classifications (Transact-SQL)

適用対象: SQL Server Azure SQL データベース Azure SQL Managed Instance Azure Synapse Analytics

データベース内の分類された各アイテムの行を返します。

列名 データ型 説明
クラス int 分類が存在する項目のクラスを識別します。 値は常に 1 になります (列を表します)。
class_desc varchar(16) 分類が存在する項目のクラスの説明。 常に値が OBJECT_OR_COLUMN
major_id int sys.all_objects.object_id に対応する、分類された列を含むテーブルの ID を表します。
minor_id int 分類が存在する列の ID を表し、sys.all_columns.column_id に対応します。
label sysname 機密分類に割り当てられたラベル (人間が判読可能)
label_id sysname ラベルに関連付けられている ID。Azure Information Protection (AIP) などの情報保護システムで使用できます。
information_type sysname 秘密度分類に割り当てられた情報の種類 (人間が判読可能)
information_type_id sysname 情報の種類に関連付けられている ID。Azure Information Protection (AIP) などの情報保護システムで使用できます。
rank int ランクの数値:

NONE の場合は 0
LOW の場合は 10
MEDIUM の場合は 20
HIGH の場合は 30
CRITICAL の場合は 40
rank_desc sysname ランクのテキスト表現:

NONE、LOW、Medium、HIGH、CRITICAL

解説

  • このビューでは、データベースの分類状態が表示されます。 これは、データベース分類の管理やレポートの生成に使用できます。
  • 現在サポートされているのは、データベース列の分類のみです。

A. 分類されたすべての列とそれに対応する分類を一覧表示する

次の例では、データベース内の分類された各列のテーブル名、列名、ラベル、ラベル ID、情報の種類、情報の種類 ID、ランク、およびランクの説明を一覧表示するテーブルを返します。

Note

ラベルは、Azure Synapse Analytics のキーワードです。

SELECT
    SCHEMA_NAME(sys.all_objects.schema_id) as SchemaName,
    sys.all_objects.name AS [TableName], sys.all_columns.name As [ColumnName],
    [Label], [Label_ID], [Information_Type], [Information_Type_ID], [Rank], [Rank_Desc]
FROM
          sys.sensitivity_classifications
left join sys.all_objects on sys.sensitivity_classifications.major_id = sys.all_objects.object_id
left join sys.all_columns on sys.sensitivity_classifications.major_id = sys.all_columns.object_id
                         and sys.sensitivity_classifications.minor_id = sys.all_columns.column_id

アクセス許可

VIEW ANY SENSITIVITY CLASSIFICATION 権限が必要です。

カタログ ビューでのメタデータの可視性は、ユーザーが所有しているか、ユーザーに何らかのアクセス許可が付与されているセキュリティ保護可能なリソースに限定されます。 詳細については、「 Metadata Visibility Configuration」を参照してください。

参照

ADD SENSITIVITY CLASSIFICATION (Transact-SQL)

DROP SENSITIVITY CLASSIFICATION (Transact-SQL)

SQL Information Protection の概要