sys.ledger_column_history (Transact-SQL)
適用対象: SQL Server 2022 (16.x) Azure SQL データベース Azure SQL Managed Instance
台帳テーブルの列で暗号で保護されている操作履歴 (列の追加、名前変更、削除) をキャプチャします。
データベース台帳の詳細については、「台帳」を参照してください。
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
object_id | int | 台帳テーブルのオブジェクト ID。 |
column_id | int | 台帳テーブル内の列の列 ID。 |
column_name | sysname | 台帳テーブル内の列の名前。 操作によって列名が変更された場合、この列は新しい列名をキャプチャします。 |
operation_type | tinyint | 操作の種類を示す数値 0 = CREATE - CREATE TABLE を利用し、列が含まれるテーブルの作成の一環として列を作成します。 1 = ADD - ALTER TABLE/ADD COLUMN を利用し、元帳テーブルに列を追加します。 2 = RENAME - 元帳テーブルで列の名前を変更します。 3 = DROP - 元帳テーブルで列を削除します。 |
operation_type_desc | nvarchar(60) | operation_type の値のテキスト説明。 |
transaction_id | bigint | データベースで一意になるトランザクション ID (データベース トランザクション ログのトランザクション ID に相当します)。 |
sequence_number | bigint | トランザクション内の操作のシーケンス番号。 |
アクセス許可
VIEW LEDGER CONTENT 権限が必要です。
例
台帳テーブルに対する次の一連の操作を考慮してください。
ユーザーが台帳テーブルを作成します。
CREATE TABLE [Employees] ( EmployeeID INT NOT NULL, Salary Money NOT NULL ) WITH (SYSTEM_VERSIONING = ON, LEDGER = ON); GO
ユーザーが台帳テーブルに列を追加します。
ALTER TABLE [Employees] ADD Lastname NVARCHAR(256) NULL;
ユーザーが台帳テーブルの列の名前を変更します。
EXEC sp_rename 'dbo.Employees.Lastname', 'Firstname', 'COLUMN';
ユーザーが台帳テーブルの列を削除します。
ALTER TABLE [Employees] DROP COLUMN Firstname;
下のクエリでは、sys.ledger_column_history と sys.database_ledger_transactions が結合され、各変更の時刻や変更したユーザーの名前が含まれる、元帳テーブル列の変更履歴が作成されます。
SELECT
t.[principal_name]
, t.[commit_time]
, h.[column_name] AS [column_name]
, h.[operation_type_desc]
FROM sys.ledger_column_history h
JOIN sys.database_ledger_transactions t
ON h.transaction_id = t.transaction_id
ORDER BY t.[commit_time];