シノニムの作成
適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance
この記事では、SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用して、SQL Server でシノニムを作成する方法について説明します。
セキュリティ
ユーザーが特定のスキーマ内にシノニムを作成するには、CREATE SYNONYM 権限が必要であり、さらにスキーマを所有しているか ALTER SCHEMA 権限が与えられている必要があります。 CREATE SYNONYM 権限は、譲与可能な権限です。
SQL Server Management Studio を使用します。
シノニムの作成
オブジェクト エクスプローラーで、新しいビューを作成するデータベースを展開します。
[シノニム] フォルダーを右クリックし、[新しいシノニム] を選択します。
[シノニムの追加] ダイアログ ボックスで、次の情報を入力します。
[シノニム名]
このオブジェクトに対して使用する新しい名前を入力します。[シノニム スキーマ]
このオブジェクトに対して使用する新しい名前のスキーマを入力します。サーバー名
接続するサーバー インスタンスを入力します。データベース名
オブジェクトを含んでいるデータベースを入力または選択します。[スキーマ]
オブジェクトを所有しているスキーマを入力または選択します。オブジェクトの種類
オブジェクトの型を選択します。オブジェクト名です。
シノニムで参照するオブジェクトの名前を入力します。
Transact-SQL の使用
シノニムの作成
データベース エンジンに接続します。
標準バーから、 [新しいクエリ] を選択します。
次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、[実行] を選択します。
例 (Transact-SQL)
次の例では、 AdventureWorks2022
データベース内の既存のテーブルに対してシノニムを作成します。 このシノニムは、その後の例で使用されます。
USE tempdb;
GO
CREATE SYNONYM MyAddressType
FOR AdventureWorks2022.Person.AddressType;
GO
次の例では、 MyAddressType
シノニムの参照先のベース テーブルに行を挿入しています。
USE tempdb;
GO
INSERT INTO MyAddressType (Name)
VALUES ('Test');
GO
次の例では、動的 SQL でのシノニムの参照方法を示しています。
USE tempdb;
GO
EXECUTE ('SELECT Name FROM MyAddressType');
GO