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イベントのトレースおよび再生

  • [アーティクル]

適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance Azure Synapse Analytics

SMO では、Microsoft.SqlServer.Management.Trace名前空間の Trace および Replay オブジェクトは、SQL Server または Analysis Services のインスタンスの監視に使用されるSQL Server プロファイラー機能へのプログラムによるアクセスを提供します。 各イベントに関するデータをキャプチャし、ファイルやテーブルに保存して、後で分析できます。 たとえば、実稼動環境を監視して、どのプロシージャの実行が遅く、パフォーマンスに影響を与えているかを確認できます。

Trace オブジェクトと Replay オブジェクトは、SQL Server のインスタンスにトレースを作成するために使用できる一連のオブジェクトを提供します。 これらのオブジェクトは、独自のアプリケーション内から使用して、SQL Server または Analysis Services のトレースを手動で作成できます。 さらに、SMO Trace オブジェクトを使用して、SQL Server、Analysis Services、または DTS ログを監視することによって作成された SQL トレース ファイルとテーブルを読み取ることができます。

SMO Trace オブジェクトを使用すると、次の関数を実行できます。

  • トレースの作成。

  • トレース上でのフィルターの設定。

  • トレースするイベントの設定。

  • トレースの停止または開始。

  • トレース ファイルおよびトレース テーブルの読み取り。

  • トレースでのイベントに関する情報の取得。

  • トレースでのフィルターに関する情報の取得。

  • プログラムを使用したトレース データの操作。

  • トレース テーブルおよびトレース ファイルの書き込み。

  • トレース ファイルまたはトレース テーブルの再生。

Trace および Replay オブジェクトのトレース データは、SMO アプリケーションで使用することも、SQL Server プロファイラーを使用して手動で調べることもできます。 トレース データは、トレース機能も提供する SQL Trace ストアド プロシージャとも互換性があります。

SMO トレース オブジェクトは、Microsoft.SQLServer.ConnectionInfo.dll ファイルへの参照が必要となる Microsoft.SqlServer.Management.Trace 名前空間に存在します。

Trace および Replay オブジェクトには、SQL Server のインスタンスとの接続を確立するためにServerConnectionServer オブジェクトが必要です。 ServerConnection オブジェクトは、Microsoft.SqlServer.Management.Common 名前空間に存在し、Microsoft.SQLServer.ConnectionInfo.dll ファイルへの参照が必要です。

Note

Trace オブジェクトと Replay オブジェクトは、64 ビット プラットフォームではサポートされていません。