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ワークロード グループを移動する

適用対象:SQL ServerAzure SQL Managed Instance

SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用して、リソース ガバナー ワークロード グループを別のリソース プールに移動できます。

保留中のリソース ガバナー構成操作がある場合、ワークロード グループを移動することはできません。

制限

  • 保留中のリソース ガバナー構成操作がある場合、ワークロード グループを移動することはできません。 sys.dm_resource_governor_configuration 動的管理ビューに対してクエリを実行して、is_configuration_pending 列の現在の値を取得することで、構成が保留中かどうかを判断できます。
  • ワークロード グループにアクティブなセッションが含まれている場合、ALTER RESOURCE GOVERNOR RECONFIGURE ステートメントを実行して変更を適用すると、別のリソース プールへの移動は失敗します。 この問題を回避するには、次のいずれかのアクションを実行します。
    • 影響を受けるグループ内のすべてのセッションが切断されるまで待ってから、ALTER RESOURCE GOVERNOR RECONFIGURE ステートメントを実行します。
    • KILL T-SQL コマンドを使用して、影響を受けるグループ内のセッションを明示的に停止してから、ALTER RESOURCE GOVERNOR RECONFIGURE ステートメントを実行します。 セッションを明示的に停止しない場合は、グループを元のリソース プールに移動します。
    • サーバーを再起動します。 サーバーが再起動すると、移動されたグループは新しいリソース プールの割り当てを使用します。

アクセス許可

ワークロード グループを移動するには、CONTROL SERVER アクセス許可が必要です。

SQL Server Management Studio を使用してワークロード グループを移動する

SQL Server Management Studioを使用してワークロード グループを移動するには:

  1. オブジェクト エクスプローラーで、[管理] ノードを展開し、[リソース ガバナー]に進みます。
  2. リソース ガバナー コンテキスト メニューを開き、[プロパティ]選択します。 リソース ガバナーのプロパティ ページが開きます。
  3. リソース プール グリッドで、移動するワークロード グループを含むリソース プールを選択します。 ワークロード グループ グリッドに、そのリソース プール内のワークロード グループが一覧表示されるようになりました。
  4. ワークロード グループ グリッドで、移動するワークロード グループのコンテキスト メニューを開き、[に移動] 選択します。 これにより、[ワークロード グループの移動] ウィンドウが開きます。
  5. 使用可能なリソース プールがウィンドウに表示されます。 ワークロード グループの移動先のリソース プールを選択し、[OK]選択します。
  6. [OK] を選択して、ALTER RESOURCE GOVERNOR RECONFIGURE ステートメントを実行します。
  7. リソース プールまたはワークロード グループの作成操作または再構成操作が失敗した場合は、プロパティ ページのタイトルの下に簡単なエラー メッセージが表示されます。 詳細なエラー メッセージを表示するには、エラー メッセージの下矢印を選択します。

Transact-SQL を使用してワークロード グループを移動する

Transact-SQL を使用してワークロード グループを移動するには:

  1. 移動するワークロード グループの名前と移動先のリソース プールを指定して、ALTER WORKLOAD GROUP ステートメントを実行します。
  2. ALTER RESOURCE GOVERNOR RECONFIGURE ステートメントを実行します。

次の例では、groupAdhoc という名前のワークロード グループを default リソース プールに移動します。

ALTER WORKLOAD GROUP groupAdhoc USING [default];

ALTER RESOURCE GOVERNOR RECONFIGURE;