実行プランの表示と保存
適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance Microsoft Fabric SQL Database
このセクションでは、SQL Server Management Studio (SSMS)を使用して実行プランを表示する方法と XML 形式でファイルに実行プランを保存する方法について説明します。
Note
Azure Data Studio でのプランの表示と保存の詳細については、「Azure Data Studio のクエリ プラン ビューアー」を参照してください。
実行プランでは、SQL Server クエリ オプティマイザーによって選択されたデータ取得方法がグラフィカルに表示されます。 実行プランでは、SQL Server の特定のステートメントやクエリの実行コストがアイコンで表されます。この点が、表形式で表す SET SHOWPLAN_ALL ステートメントまたは SET SHOWPLAN_TEXT ステートメントとは異なります。 グラフィカルな実行プランの表示は、クエリのパフォーマンスの特徴を理解するうえで役立ちます。
SQL Server クエリ オプティマイザーから生成される実行プランは 1 つのみですが、推定実行プランと実際の実行プランとlive クエリ statisticsという概念があります。
"推定実行プラン" は、見積もりに基づいてクエリ オプティマイザーによって生成された、コンパイル済みプランを返します。 これは、プラン キャッシュに格納されているクエリ プランです。 推定実行プランを生産しても、実際にはクエリやバッチが実行されません。そのため、実際のリソース使用状況のメトリックやランタイムの警告など、実行時情報が含まれていません。
"実際の実行プラン" は、コンパイル済みプランを返し、その実行コンテキストを加えたものです。 これは、クエリの実行が完了した後に使用できるようになります。 これには、実際のランタイム情報 (実行に関する警告など)、または実行中に使用された経過時間および CPU 時間 (新しいバージョンの データベース エンジン の場合) が含まれます。
"ライブ クエリ統計" は、コンパイル済みプランにその実行コンテキストを返したものです。 これは使用中のクエリ実行に対して使用でき、1 秒ごとに更新されます。 これには、演算子を通過する実際の行数、経過時間、およびクエリの推定進行状況などのランタイム情報が含まれます。 Azure Data Studio では、このオプションは使用できません。
クエリ実行プランの詳細については、「クエリ処理アーキテクチャ ガイド」を参照してください。