SQL Server の Broker TO Statistics オブジェクト
適用対象: SQL Server
SQLServer:Broker TO Statistics パフォーマンス オブジェクトを使用すると、Service Broker ダイアログによって転送オブジェクトが要求された回数、および転送オブジェクトが tempdb
に書き込まれた頻度に関する情報が報告されます。
転送オブジェクトには、Service Broker ダイアログのメッセージ転送状態が記録されます。 このオブジェクトはメモリに格納されます。 メモリを解放するために、Service Broker によって、非アクティブな転送オブジェクトのバッチが tempdb
内の作業テーブルに定期的に書き込まれます。
次の表は、このオブジェクトに含まれているカウンターの一覧です。
SQL Server Broker TO Statistics カウンター | 説明 |
---|---|
Avg. Length of Batched Writes | バッチに保存される転送オブジェクトの平均数。 |
Avg. Time To Write Batch (ms) | 転送オブジェクトのバッチを保存するために必要な平均時間 (ミリ秒)。 |
Avg. Time to Write Batch Base | 内部使用のみ。 |
Avg. Time Between Batches (ms) | 転送オブジェクトのバッチが書き込まれる時間間隔の平均値 (ミリ秒)。 |
Avg. Time Between Batches Base | 内部使用のみ。 |
Transmission Obj Gets/Sec | ダイアログが転送オブジェクトを要求した 1 秒あたりの回数。 |
Transmission Obj Set Dirty/Sec | 転送オブジェクトがダーティとマークされた 1 秒あたりの回数。 最初の変更でメモリ内のコピーが tempdb に格納されているコピーと同一でなくなると、転送オブジェクトがダーティとマークされます。 転送オブジェクトは、Service Broker がダイアログのメッセージ転送状態の変化を記録する必要がある場合に変更されます。 |
Transmission Obj Writes/Sec | 転送オブジェクトのバッチが tempdb の作業テーブルに書き込まれた 1 秒あたりの回数。 書き込み回数が多い場合は、SQL Server のメモリに負荷がかかっている可能性があります。 |
例
sys.dm_os_performance_counters の動的管理ビューで次の T-SQL クエリを使用して、このオブジェクトのクエリ パフォーマンス カウンターの確認を開始します。
SELECT * FROM sys.dm_os_performance_counters
WHERE object_name LIKE '%Broker TO Statistics%';