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SQL Server Native Client エラー

適用対象: SQL Server Azure SQL データベース Azure SQL Managed Instance Azure Synapse Analytics Analytics Platform System (PDW)

OLE オブジェクトや COM オブジェクトは、オブジェクト メンバー関数の HRESULT リターン コードによってエラーを報告します。 OLE と COM の HRESULT は、ビットがまとめられている構造体です。 OLE には、構造体のメンバーを取り出すマクロが用意されています。

OLE と COM は、IErrorInfo インターフェイスを指定します。 このインターフェイスでは、GetDescription などのメソッドを公開します。 これにより、クライアントは OLE サーバーや COM サーバーからエラーの詳細を取得できます。 OLE DB では、複数のエラー情報パケットを 1 回のメンバー関数の実行で返すことができるように IErrorInfo を拡張します。

SQL Server では複数のエラーを返すことができます。 アプリケーションで一度に 1 つずつサーバー エラーを取得するには、ISQLErrorInfo および IErrorRecords と組み合わせて IMultipleResults::GetResult を呼び出します。

SQL Server Native Client OLE DB プロバイダーは、OLE DB レコード拡張 IErrorInfo、カスタム ISQLErrorInfo、およびプロバイダー固有の ISQLServerErrorInfo エラー オブジェクト インターフェイスを公開します。

エラーのトレースの詳細については、「データ アクセスのトレース」を参照してください。 SQL Server 2012 (11.x) に追加されたエラーのトレースの機能強化については、「拡張イベント ログの診断情報へのアクセス」を参照してください。

このセクションの内容

参照

SQL Server Native Client (OLE DB)