次の方法で共有


[データベースの圧縮タスク]\(メンテナンス プラン)

適用対象: SQL Server

[データベースの圧縮タスク] ダイアログを使用すると、選択されているデータベースのサイズを小さくするタスクを作成できます。 次に示すオプションを使用して、データベースを圧縮する際に残す未使用領域の割合をパーセント比率で指定します (指定値を大きくするほど、データベースは少ししか圧縮されなくなります)。 残される未使用領域の大きさは、データベースに格納されているデータの量に対する比率で決められます。 たとえば、60 MB のデータと 40 MB の空き領域を含む 100 MB のデータベースに対して 50% の値を指定した場合、そのデータベースは、60 MB のデータと (60 MB の 50% に当たる) 30 MB の空き領域から成る 90 MB のデータベースに圧縮されます。 削除されるのは、指定の割合を超える分の未使用領域だけです。 有効な値は 0 から 100 です。

ファイルの末尾にあるデータのページを、ファイルの先頭に近い占有されていない領域に移動することにより、データ ファイルが圧縮され、領域が回復されます。 ファイル末尾に十分な空き領域が作成された場合は、ファイル末尾のデータ ページの割り当てを解除して、ファイル システムに戻すことができます。

警告

ファイルを圧縮するために移動されたデータは、ファイル内のあらゆる使用可能な場所に分散される場合があります。 これにより、インデックスの断片化が発生し、広範なインデックスを検索するクエリのパフォーマンスが低下する場合があります。 断片化を解消するには、圧縮後にファイルのインデックスを再構築する必要があります。 これにより、ファイルを再拡張できる可能性があります。

このタスクで DBCC SHRINKDATABASE ステートメントが実行されます。

[オプション]

  • 接続

    このタスクを実行するときに使用するサーバー接続を選択します。

  • New

    このタスクを実行するときに使用する新しいサーバー接続を作成します。 [新しい接続] ダイアログ ボックスについては、後で説明します。

  • データベース

    このタスクで操作するデータベースを指定します。

    • [すべてのデータベース]

      tempdb を除くすべての Microsoft SQL Server データベースに対して、メンテナンス タスクを実行するメンテナンス プランを生成します。

    • [すべてのシステム データベース]

      tempdb を除く各 SQL Server システム データベースに対してメンテナンス タスクを実行するメンテナンス プランを生成します。 ユーザーが作成したデータベースではメンテナンス タスクは実行されません。

    • [すべてのユーザー データベース]

      ユーザーが作成したすべてのデータベースを対象として、メンテナンス タスクを実行するメンテナンス プランを生成します。 SQL Server のシステム データベースではメンテナンス タスクは実行されません。

    • [これらのデータベース]

      選択されたデータベースだけを対象として、メンテナンス タスクを実行するメンテナンス プランを生成します。 このオプションをオンにする場合は、少なくとも 1 つのデータベースが一覧内で選択されている必要があります。

      Note

      メンテナンス プランは、互換性レベルが 80 以上に設定されているデータベースに対してのみ実行されます。 互換性レベルが 70 以下に設定されているデータベースは表示されません。

  • [次のサイズに到達したらデータベースを圧縮]

    このタスクが実行されるときのサイズをメガバイト単位で指定します。

  • [圧縮後に残す空き領域]

    データベース ファイルの空き領域がこのサイズに達したら圧縮を停止します。

  • [T-SQL の表示]

    選択したオプションに基づき、このタスクでサーバーに対して実行される Transact-SQL ステートメントを表示します。

    Note

    影響を受けるオブジェクトが大量にある場合は、表示にかなりの時間を要する場合があります。

[新しい接続] ダイアログ ボックス

  • 接続名

    新しい接続の名前を入力します。

  • [サーバー名の選択または入力]

    このタスクを実行するときに接続するサーバーを選択します。

  • [更新]

    使用できるサーバーの一覧を表示します。

  • [サーバーにログオンするための情報の入力]

    サーバーの認証情報を指定します。

  • [Windows NT の統合セキュリティを使用する]

    Microsoft Windows 認証を使用して、SQL Server データベース エンジンのインスタンスに接続します。

  • [特定のユーザー名とパスワードを使用する]

    SQL Server 認証を使用して SQL Server データベース エンジンのインスタンスに接続します。 このオプションは使用できません。

  • ユーザー名

    認証に使用する SQL Server ログインを指定します。 このオプションは使用できません。

  • パスワード

    認証に使用するパスワードを指定します。 このオプションは使用できません。

関連項目