SQL Server 2016 の SQL Server インメモリ OLTP 内部

適用対象: SQL Server

概要: インメモリ OLTP (コード ネームの "Hekaton" で呼ばれることが多い) は SQL Server 2014 で導入されました。 この強力なテクノロジでは、大量のメモリと多数のコアを利用して、OLTP 操作のパフォーマンスを最大で 30 倍から 40 倍まで高めることができます。 SQL Server 2016 では、SQL Server 2014 で見られた多くの制限を取り除き、内部処理アルゴリズムを強化し、インメモリ OLTP によるさらなる改善に向けて、継続的にインメモリ OLTP への投資を行っています。 本書では、SQL Server 2016 RTM 版の時点での SQL Server 2016 のインメモリ OLTP テクノロジの実装について説明します。 インメモリ OLTP を使用して、テーブルを 'メモリ最適化' として宣言し、インメモリ OLTP の機能を有効にすることができます。 メモリ最適化テーブルは完全なトランザクション テーブルであり、Transact-SQL を使用してアクセスできます。 Transact-SQL ストアド プロシージャ、トリガー、スカラー UDF をマシン語にコンパイルすると、メモリ最適化テーブルでパフォーマンスをさらに向上させることができます。 エンジンは、ブロッキングが発生しない高レベルのコンカレンシーを実現するために設計されています。

著者: Kalen Delaney

テクニカル レビューアー: Sunil Agarwal および Jos de Bruijn

公開日: 2016 年 6 月

対象: SQL Server 2016

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