データベース メールから送信された電子メール メッセージの状態の確認
適用対象: SQL Server Azure SQL Managed Instance
このトピックでは、Transact-SQL を使用して、SQL Server のデータベース メール経由で送信された電子メール メッセージの状態を確認する方法について説明します。
作業を開始する準備:
データベース メールを使用して送信された電子メールの状態を表示する方法:Transact-SQL の使用
始める前に
データベース メールは、送信する電子メール メッセージのコピーを保持し、 msdbデータベースの sysmail_allitems、 sysmail_sentitems、 sysmail_unsentitems 、および sysmail_faileditems の各ビューに表示します。 データベース メール外部プログラムは、利用状況をログに記録し、Windows アプリケーション イベント ログや msdb データベースの sysmail_event_log ビューでそのログを表示します。 電子メール メッセージの状態を確認するには、このビューに対してクエリを実行します。 電子メール メッセージの状態は、 sent、 unsent、 retrying、および failedのいずれかになります。
Transact-SQL の使用
データベース メールを使用して送信された電子メールの状態を表示するには
sysmail_allitems テーブルから選択して、 mailitem_id または sent_statusで対象のメッセージを指定します。
その電子メール メッセージについてデータベース メール外部プログラムから返される状態を確認するには、次のセクションに示すように、 mailitem_id 列で sysmail_allitems と sysmail_event_log ビューを結合します。
データベース メール外部プログラムの既定では、正常に送信されたメッセージについての情報がログに記録されません。 すべてのメッセージをログに記録するには、 データベース メール構成ウィザード の [システム パラメーターの構成]ページを使用して、ログのレベルを詳細に設定します。
例 (Transact-SQL)
次の例では、外部プログラムが正常に送信できなかった、 danw
への電子メール メッセージに関する情報を表示します。 このステートメントは、件名、外部プログラムでメッセージの送信に失敗した日時、およびデータベース メール ログに記録されているエラー メッセージの一覧を表示します。
USE msdb ;
GO
-- Show the subject, the time that the mail item row was last
-- modified, and the log information.
-- Join sysmail_faileditems to sysmail_event_log
-- on the mailitem_id column.
-- In the WHERE clause list items where danw was in the recipients,
-- copy_recipients, or blind_copy_recipients.
-- These are the items that would have been sent
-- to danw.
SELECT items.subject,
items.last_mod_date
,l.description FROM dbo.sysmail_faileditems as items
INNER JOIN dbo.sysmail_event_log AS l
ON items.mailitem_id = l.mailitem_id
WHERE items.recipients LIKE '%danw%'
OR items.copy_recipients LIKE '%danw%'
OR items.blind_copy_recipients LIKE '%danw%'
GO