ディスクまたはテープのバックアップ先を指定する (SQL Server)
適用対象: SQL Server
このトピックでは、SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用して、SQL Server でバックアップ先としてディスクまたはテープを指定する方法について示します。
Note
テープ バックアップ デバイスは、将来のバージョンの SQL Server でサポートされなくなる予定です。 新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。
このトピックの内容
作業を開始する準備:
バックアップ先としてディスクまたはテープを指定する方法:
始める前に
セキュリティ
アクセス許可
BACKUP DATABASE 権限と BACKUP LOG 権限は、既定では、 sysadmin 固定サーバー ロール、 db_owner 固定データベース ロール、および db_backupoperator 固定データベース ロールのメンバーに与えられています。
バックアップ デバイスの物理ファイルに対する所有と許可の問題によって、バックアップ操作が妨げられることがあります。 SQL Server では、デバイスに対して読み書きを実行できる必要があります。 SQL Server サービスが実行されているアカウントには書き込み権限が必要です。 ただし、システム テーブルにバックアップ デバイスのエントリを追加する sp_addumpdeviceでは、ファイル アクセスの権限は確認されません。 バックアップ デバイスの物理ファイルに関するこのような問題は、バックアップや復元が試行され、物理リソースがアクセスされるまで、表面化しない可能性があります。
SQL Server Management Studio を使用する
バックアップ先としてディスクまたはテープを指定するには
オブジェクト エクスプローラーで Microsoft SQL Server データベース エンジンの適切なインスタンスに接続した後、サーバー名をクリックしてサーバー ツリーを展開します。
[データベース]を展開します。さらに、そのデータベースに応じて、ユーザー データベースを選択するか、または [システム データベース] を展開してシステム データベースを選択します。
データベースを右クリックし、 [タスク]をポイントして、 [バックアップ]をクリックします。 [データベースのバックアップ] ダイアログ ボックスが表示されます。
[全般] ページの [バックアップ先] セクションで、 [ディスク] または [テープ]をクリックします。 1 つのメディア セットを含んでいる最大 64 個のディスク ドライブまたはテープ ドライブのパスを選択するには、 [追加]をクリックします。
バックアップ先を削除するには、バックアップ先を選択して [削除]をクリックします。 バックアップ先の内容を表示するには、バックアップ先を選択して [内容]をクリックします。
Transact-SQL の使用
バックアップ先としてディスクまたはテープを指定するには
データベース エンジンに接続します。
[標準] ツール バーの [新しいクエリ] をクリックします。
BACKUP ステートメントは、ファイルまたはデバイスとその物理名を指定します。 この例では、
AdventureWorks2022
データベースをディスク ファイルZ:\SQLServerBackups\AdventureWorks2022.bak
にバックアップします。
USE AdventureWorks2022;
GO
BACKUP DATABASE AdventureWorks2022
TO DISK = 'Z:\SQLServerBackups\AdventureWorks2022.bak'
GO
参照
トランザクション ログのバックアップ (SQL Server)
ファイルおよびファイル グループのバックアップ (SQL Server)
ディスク ファイルの論理バックアップ デバイスの定義 (SQL Server)
データベースの差分バックアップの作成 (SQL Server)
テープ ドライブの論理バックアップ デバイスの定義 (SQL Server)