動的トレース
トレースは、アプリケーション実行の任意の時点で有効または無効にすることができます。 これにより、アプリケーションは任意の数の関数呼び出しをトレースできます。
トレースを動的に有効にするには、ODBCSharedTraceFlag 変数を設定します。 この変数は、ドライバー マネージャーのすべての実行中のコピー間で共有されます。 アプリケーションでこの変数を設定すると、現在実行中のすべての ODBC アプリケーションに対してトレースが有効になります。 動的トレースが有効な場合にトレースをオフにするために、アプリケーションは SQLSetConnectAttr を呼び出して、SQL_ATTR_TRACE を SQL_TRACE_OFF に設定します。 この呼び出しでは、そのアプリケーションのトレースのみがオフになります。 Odbc32.lib にリンクされているアプリケーションでは、この変数の使用を変更できます。 トレース データは、ODBC セッション後に開く必要があるトレース ファイルではなく、リアルタイム ウィンドウに表示できます。 アプリケーションの画面にコントロールを追加して、トレースを随時オンまたはオフにすることができます。
ODBC 3*.x* に付属するトレース DLL はスレッドセーフではありません。 グローバル トレースが有効になっている (ODBCSharedTraceFlag 変数が設定されている) 場合、複数のアプリケーションがトレース ファイルに同時に書き込んだときに、ログ ファイルが正しく書き込まれるという保証はありません。 この条件はエラーを返しません。