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レッスン 3-2 - パッケージ インストール ウィザードの実行

適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime

この実習では、パッケージ インストール ウィザードを実行して、Deployment Tutorial プロジェクトから SQL Serverのインスタンスにパッケージを配置します。 msdb SQL Server データベースの sysssispackages テーブルにインストールできるのはパッケージだけです。配置バンドルに含まれるサポート ファイルは、ファイル システムに配置されます。

パッケージ インストール ウィザードを使用すると、手順に従ってパッケージのインストールと構成を行うことができます。 配置先のコンピューター (配置バンドルをコピーするコンピューター) の SQL Server のインスタンスにパッケージをインストールします。 また、C:\DeploymentTutorialInstall フォルダーも作成します。このフォルダーには、パッケージ以外のファイルがインストールされます。

前のレッスンで、構成を使用するようにチュートリアルのパッケージを変更しました。 パッケージ インストール ウィザードを使用してこれらの構成を編集し、インストール先の環境でパッケージを正常に実行できるようにします。

パッケージをインストールするには

  1. インストール先のコンピューターの配置バンドルを見つけます。

    配置ユーティリティの場所として既定値の bin\Deployment を使用した場合は、Deployment Tutorial プロジェクト内にある Deployment フォルダーが配置バンドルです。

  2. Deployment フォルダーで、マニフェスト ファイルの Deployment Tutorial.SSISDeploymentManifest をダブルクリックします。

  3. パッケージ インストール ウィザードの初期画面で、 [次へ]をクリックします。

  4. [SSIS パッケージの配置] ページで、 [SQL Server に配置] オプションを選択し、 [インストール後にパッケージを検証する] チェック ボックスをオンにして、 [次へ]をクリックします。

  5. [インストール先の SQL Server の指定] ページで、 [サーバー名]ボックスに (local) と指定します。

  6. SQL Server のインスタンスが Windows 認証をサポートしている場合は、 [Windows 認証を使用]を選択します。サポートしていない場合は、 [SQL Server 認証を使用] を選択し、ユーザー名とパスワードを入力します。

  7. [暗号化をサーバー ストレージに依存する] チェック ボックスがオフになっていることを確認します。

  8. [次へ] をクリックします。

  9. [インストール フォルダーの選択] ページの [参照]をクリックします。

  10. [フォルダーの参照] ダイアログ ボックスで、 [マイ コンピューター] を展開し、 [ローカル ディスク (C:)]をクリックします。

  11. [新しいフォルダーの作成] をクリックし、新しいフォルダーの既定の名前 [新しいフォルダー]の代わりに「 DeploymentTutorialInstall」と入力します。

    重要

    この名前は、構成が使用する環境変数の値で参照されます。 フォルダーと参照の名前が一致しなければ、パッケージを実行できません。

  12. [OK] をクリックします。

  13. [インストール フォルダーの選択] ページで、[フォルダー] ボックスに C:\DeploymentTutorialInstall と表示されていることを確認し、 [次へ]をクリックします。

  14. [インストールの確認] ページで、 [次へ]をクリックします。

    パッケージがインストールされます。 インストールが完了すると、[パッケージの構成] ページが表示されます。

  15. [パッケージの構成] ページで、 [構成ファイル] ボックスに datatransferconfig.dtsconfig と loadxmldataconfig.dtsconfig が表示されていることを確認します。

  16. [構成ファイル] ボックスの一覧で、 [datatransferconfig.dtsconfig]をクリックし、 [構成] ボックスの [パス] 列のプロパティを展開して、 [値] 列を次の値で更新します。

    プロパティ 更新後の値
    \Package.Connections[Deployment Tutorial Log].Properties[ConnectionString] C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Integration Services\Tutorial\Deploying Packages\Completed Packages\Deployment Tutorial Log C:\DeploymentTutorialInstall\Deployment Tutorial Log
    \Package.Connections[NewCustomers].Properties[ConnectionString] C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Integration Services\Tutorial\Deploying Packages\Sample Data\NewCustomers.txt C:\DeploymentTutorialInstall\NewCustomers.txt
  17. [構成ファイル] ボックスの一覧で、[loadxmldataconfig.dtsconfig] をクリックし、 [構成] ボックスの [パス] 列のプロパティを展開して、 [値] 列を次の値で更新します。

    プロパティ 更新後の値
    \Package.LoadXMLData.Properties[[XML Source].[XMLData]] C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Integration Services\Tutorial\Deploying Packages\Sample Data\orders.xml C:\DeploymentTutorialInstall\orders.xml
    \Package.LoadXMLData.Properties[[XML Source].[XMLSchemaDefinition]] C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Integration Services\Tutorial\Deploying Packages\Sample Data\orders.xsd C:\DeploymentTutorialInstall\orders.xsd
  18. [パッケージの検証] ページで、インストールされた各パッケージの検証結果を表示し、 [次へ]をクリックします。

    配置先コンピューターの環境変数の値は開発用コンピューターの環境変数の値と異なるため、[パッケージの検証] ページに複数の警告が表示されます。 次の 4 つの警告が表示されます。

    • 構成ファイル : "C:\DeploymentTutorial\DataTransferConfig.dtsConfig" は有効ではありません。 構成ファイルの名前を確認してください。

    • パッケージの少なくとも 1 つの構成エントリを読み込めませんでした。 構成エントリとそれ以前に発生した警告を確認して、読み込めなかった構成に関する説明を参照してください。

    • 構成ファイル : "C:\DeploymentTutorial\LoadXMLDataConfig.dtsConfig は有効ではありません。 構成ファイルの名前を確認してください。

    • パッケージの少なくとも 1 つの構成エントリを読み込めませんでした。 構成エントリとそれ以前に発生した警告を確認して、読み込めなかった構成に関する説明を参照してください。

    これらの警告は、パッケージのインストールに影響しません。

    [SSIS パッケージの配置] ページで [インストール後にパッケージを検証する] オプションを選択しなかった場合、[パッケージの検証] ページは表示されず、検証に関するインストール後の情報も表示されません。

  19. [パッケージ インストール ウィザードの完了] ページでインストールの概要を確認してから、 [完了]をクリックします。

    注意

    パッケージの検証に使用する一時ログ ファイルが作成されます。 このファイルは、パッケージの実行時には使用されません。

このレッスンの次の作業

手順 3:配置したパッケージのテスト

参照

Integration Services サービス (SSIS サービス)