レッスン 3-2:ログ記録の追加および構成
適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime
ここでは、Lesson 3.dtsx パッケージのデータ フローのログを有効にします。 次に、PipelineExecutionPlan イベントと PipelineExecuteTrees イベントを記録するテキスト ファイル ログ プロバイダーを構成します。 テキスト ファイル ログ プロバイダーによって、表示や移行が容易なログが作成されます。 パッケージの基本テスト段階では、ログ ファイルのこのような簡潔性が便利です。 ログ エントリは、SSIS デザイナーの [ログ イベント] ウィンドウでも確認できます。
パッケージにログ機能を追加する
[SSIS] メニューの [ログ記録] を選択します。
Visual Studio 2019 では、SSIS メニューは [拡張機能] -> [SSIS] の下にあります。 [制御フロー] ではなく、 [データ フロー] タブが選択されていることを確認します[SSIS ログの構成] ダイアログの [コンテナー] ウィンドウで、一番上のパッケージ オブジェクトが選択されていることを確認します。 このオブジェクトはレッスン 3 のパッケージを表します。
[プロバイダーとログ] タブで、 [プロバイダーの種類] ボックスの一覧から [テキスト ファイルの SSIS ログ プロバイダー] を選択し、 [追加] を選択します。
新しいテキスト ファイル ログ プロバイダーがパッケージに追加されます。このプロバイダーの既定の名前は "テキスト ファイルの SSIS ログ プロバイダー" です。 次に、この新しいログ プロバイダーを構成します。
[名前] 列に「Lesson 3 Log File」と入力します。
必要に応じて、 [説明] の内容を修正します。
[構成] 列で、[<新しい接続>] を選択し、Integration Services がログ情報を書き込む場所を指定します。
[ファイル接続マネージャー エディター] ダイアログ ボックスで、 [使用法の種類] ボックスの一覧から [ファイルの作成] を選択し、 [参照] を選択します。 既定では、 [ファイルの選択] ダイアログにこのプロジェクトのフォルダーが表示されますが、ログ情報を別の場所に保存することもできます。
[ファイルの選択] ダイアログで、 [ファイル名] ボックスに「TutorialLog.log」と入力し、 [開く] を選択します。
[OK] を選択して、 [ファイル接続マネージャー エディター] ダイアログを閉じます。
[コンテナー] ペインで、パッケージ コンテナー階層のすべてのノードを展開します。次に、 [Extract Sample Currency Data] チェック ボックスも含めすべてのチェック ボックスをオフにします。 次に、このノードのイベントのみを取得するため、 [Extract Sample Currency Data] チェック ボックスをオンにします。
Note
[Extract Sample Currency Data] チェック ボックスがオフの状態で淡色表示になっている場合は、親コンテナーのログ設定が使用され、この作業用にログ イベントを有効にすることはできません。 これを解決するには、親のチェック ボックスをオフにします。
[詳細] タブの [イベント] 列で、 [PipelineExecutionPlan] イベントと [PipelineExecutionTrees] イベントのチェック ボックスをオンにします。
[詳細設定] を選択し、各イベントについて書き込まれるログ情報の詳細を確認します。 既定では、指定したイベントについて、すべての情報カテゴリが自動的に選択されます。
[標準] を選択し、情報カテゴリを非表示にします。
[プロバイダーとログ] タブで、 [名前] 列の [Lesson 3 Log File] をクリックします。 目的のパッケージのログ プロバイダーを作成したら、必要に応じてログの記録をオフにすることができます。ログ プロバイダーを削除し、再作成する必要はありません。
[OK] を選択します。