RIGHT (SSIS 式)
適用対象: 
SQL Server Azure Data Factory の SSIS 統合ランタイム
指定された文字式の一番右の部分から指定された数の文字を返します。
構文
RIGHT(character_expression,integer_expression)
引数
character_expression
文字の抽出元となる文字式です。
integer_expression
返す文字の数を示す整数式です。
戻り値の型
DT_WSTR
解説
integer_expression が character_expressionより長い場合、関数は character_expressionを返します。
integer_expression が 0 の場合、関数は長さが 0 の文字列を返します。
integer_expression が負の値の場合、関数はエラーを返します。
integer_expression 引数には、変数および列を使用できます。
RIGHT は、DT_WSTR データ型でのみ機能します。 character_expression 引数が DT_STR データ型の文字列リテラルまたはデータ列である場合は、RIGHT による演算の実行前に、暗黙的に DT_WSTR データ型にキャストされます。 その他のデータ型は、明示的に DT_WSTR データ型にキャストされる必要があります。 詳しくは、「Integration Services のデータ型」および「Cast (SSIS 式)」をご覧ください。
引数のいずれかが NULL の場合、RIGHT は NULL を返します。
式の例
次の例では、文字列リテラルを使用します。 返される結果は "Bike"です。
RIGHT("Mountain Bike", 4)
次の例では、 Times 列の右端からの文字が、 Name 変数で指定した文字数分返されます。 Name が Touring Front Wheel で Times が 5 の場合、返される結果は "Wheel"です。
RIGHT(Name, @Times)
次の例でも、 Times 列の右端からの文字が、 Name 変数で指定した文字数分返されます。 Times の値は整数データ型でなく、式には DT_I2 データ型への明示的なキャストが含まれています。 Name が Touring Front Wheel で Times が 4.32の場合、返される結果は "heel" です。これは、RIGHT 関数が値 4.32 を 4 に変換し、右端の 4 文字を返すためです。
RIGHT(Name, (DT_I2)@Times))