実行時の OData ソース クエリの提供
適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime
データ フロー タスクの [OData ソース].[クエリ] プロパティに式を追加すると、OData ソースのクエリを実行時に変更できます。
返される列は、デザイン時に返されたものと同じ列である必要があります。それ以外の場合、パッケージの実行時にエラーが発生します。 $select クエリ オプションを使用する場合は、同じ列を (同じ順序で) 指定してください。 $select オプションを使用するより安全な代替手段は、ソース コンポーネント UI で、直接使用することを希望しない列を選択解除することです。
クエリの値を実行時に動的に設定するいくつかの方法があります。 次に、いくつかの一般的な方法を示します。
クエリをパラメーターとして指定する
次の手順では、OData ソース コンポーネントによって使用されるクエリを、パッケージのパラメーターとして公開する方法を示します。
[データ フロー タスク] を右クリックし、[パラメーター化] オプションを選択します。
[パラメーター化] ダイアログで、[プロパティ] に対して [<OData ソース コンポーネント名>].[クエリ] を選択します。
[新しいパラメーターの作成] または [既存のパラメーターを使用する] のどちらかを選択します。
[新しいパラメーターを作成する] を選択した場合は、次の作業を実行します。
パラメーターの [名前] と [説明] を入力します。
パラメーターの既定の [値] を指定します。
パラメーターに対応する [スコープ] ( [パッケージ] または [プロジェクト] ) を指定します。
パラメーターが [必須] であるかどうかを指定します。
[OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。
クエリに式を指定する
この方法は、クエリ文字列を実行時に動的に構築する場合に役立ちます。
使用中の [OData ソース] を含む [データ フロー タスク] を選択します。
[プロパティ] ウィンドウで、 [Expressions] プロパティを強調表示します。
[...] (省略記号) をクリックすると、 [プロパティ式エディター] が表示されます。
[OData ソース].[クエリ] プロパティを選択します。
[式] に対応する [...] (省略記号) ボタンをクリックします。
[式] を入力します。
[OK] をクリックします。
注意
この方法を使用する場合は、設定した値が正しく URL エンコードされていることを確認する必要があります。 ユーザー入力から値を受け取る (たとえば、パラメーターに基づいて個々のクエリ オプションの値を設定する) 場合は、SQL インジェクション型の攻撃の可能性を防止するために、値を検証する必要があります。