SQL Server 構成マネージャー: 使用されているアカウントのパスワードを変更する
適用対象: SQL Server
この記事では、SQL Server で SQL Server 構成マネージャーを使用して、データベース エンジンおよび SQL Server エージェントによって使用されるアカウントのパスワードを変更する方法について説明します。
SQL Server データベース エンジンおよび SQL Server エージェントは、セットアップ時に最初に指定される資格情報を使用して、コンピューター上でサービスとして実行されます。 SQL Server のインスタンスがドメイン アカウントで実行されていて、そのアカウントのパスワードが変更された場合、SQL Server で使用されているパスワードを新しいパスワードに更新する必要があります。 パスワードが更新されない場合、SQL Server は一部のドメイン リソースにアクセスできなくなる可能性があります。また、SQL Server が停止した場合、パスワードが更新されるまでサービスは再起動されません。
SQL Server 認証パスワードを変更するには、「 認証モードを選択する」を参照してください。
開始する前に
SQL Server 構成マネージャーは、SQL Server サービスの設定を変更するように設計および認可されたツールです。 Windows サービス コントロール マネージャー (services.msc) アプリケーションを使用して SQL Server サービスを変更すると、必要なすべての設定が変更されず、サービスが適切に機能しない場合があります。 ただし、クラスター環境では、SQL Server 構成マネージャーを使用してアクティブ ノードのパスワードを変更した後、サービス コントロール マネージャーを使用してパッシブ ノードでパスワードを変更する必要があります。
アクセス許可
サービスで使用されるパスワードを変更するには、コンピューターの管理者である必要があります。
SQL Server 構成マネージャーを使用する
SQL Server (データベース エンジン) サービスで使用されるパスワードを変更するには
[スタート] ボタンを選択し、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server]、[構成ツール]の順にポイントし、[SQL Server 構成マネージャー] を選択します。
SQL Server 構成マネージャーは Microsoft 管理コンソール プログラムのスナップインであり、スタンドアロン プログラムではないため、新しいバージョンの Windows では、SQL Server 構成マネージャーはアプリケーションとして表示されません。
オペレーティング システム 詳細 Windows 10 および Windows 11 SQL Server 構成マネージャー を開くには、スタート ページで「 SQLServerManager16.msc
」 (SQL Server 2022 (16.x) の場合) と入力します。 他のバージョンの SQL Server の場合、16
を適切な数値に置き換えます。SQLServerManager16.msc
を選択すると、Configuration Manager が開きます。 スタート画面やタスク バーに Configuration Manager をピン留めするには、SQLServerManager16.msc
を右クリックして、[ファイルの場所を開く] を選択します。 Windows のエクスプローラーで、SQLServerManager16.msc
を右クリックして、[スタート画面にピン留めする] または [タスクバーにピン留めする] を選択します。Windows 8 SQL Server 構成マネージャーを開くには、検索チャームの [アプリ] で「 SQLServerManager<version>.msc
」(SQLServerManager16.msc
など) と入力し、Enter キーを押します。SQL Server 構成マネージャーで、 [SQL Server のサービス] を選択します。
詳細ウィンドウで [SQL Server (<instancename>)] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[SQL Server (<instancename>) のプロパティ] ダイアログ ボックスの [ログオン] タブで、[アカウント名] ボックスに表示されるアカウントの新しいパスワードを [パスワード] ボックスと [パスワードの確認入力] ボックスに入力して、[OK] をクリックします。
パスワードは、SQL Server を再起動しなくてもすぐに有効になります。
SQL Server エージェント サービスで使用されるパスワードを変更するには
[スタート] ボタンを選択し、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server]、[構成ツール]の順にポイントし、[SQL Server 構成マネージャー] を選択します。
SQL Server 構成マネージャーで、 [SQL Server のサービス] を選択します。
詳細ウィンドウで [SQL Server Agent (<instancename>)] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[SQL Server エージェント (<instancename>) のプロパティ] ダイアログ ボックスの [ログオン] タブで、[アカウント名] ボックスに表示されるアカウントの新しいパスワードを [パスワード] ボックスと [パスワードの確認入力] ボックスに入力して、[OK] をクリックします。
SQL Server のスタンドアロン インスタンスでは、SQL Server を再起動しなくてもパスワードがすぐに有効になります。 クラスター インスタンスでは、SQL Server は SQL Server リソースをオフラインにする場合があり、再起動が必要になります。