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可用性グループからのセカンダリ レプリカの削除 (SQL Server)

適用対象: SQL Server

このトピックでは、 SQL Server で SQL Server Management Studio、Transact-SQL、または PowerShell を使用して、AlwaysOn 可用性グループからセカンダリ レプリカを削除する方法について説明します。

制限事項と制約事項

  • このタスクは、プライマリ レプリカ上でのみサポートされます。
  • セカンダリ レプリカのみを可用性グループから削除できます。

前提条件

  • 可用性グループのプライマリ レプリカをホストするサーバー インスタンスに接続している。

アクセス許可

可用性グループの ALTER AVAILABILITY GROUP 権限、CONTROL AVAILABILITY GROUP 権限、ALTER ANY AVAILABILITY GROUP 権限、または CONTROL SERVER 権限が必要です。

SQL Server Management Studio を使用する

セカンダリ レプリカを削除するには

  1. オブジェクト エクスプローラーで、プライマリ レプリカをホストするサーバー インスタンスに接続し、サーバー ツリーを展開します。

  2. [AlwaysOn 高可用性] ノードと [可用性グループ] ノードを展開します。

  3. 可用性グループを選択し、 [可用性レプリカ] ノードを展開します。

  4. 削除するレプリカが複数であるか単独であるかによって、次のように実行する手順が異なります。

  5. 選択したセカンダリ レプリカを右クリックし、コマンド メニューの [可用性グループからの削除] をクリックします。

  6. [可用性グループからのセカンダリ レプリカの削除] ダイアログ ボックスで、表示されたすべてのデータベースを削除するには、 [OK]をクリックします。 表示されたレプリカをすべて削除しない場合は、 [キャンセル]をクリックします。

Transact-SQL の使用

セカンダリ レプリカを削除するには

  1. プライマリ レプリカをホストするサーバー インスタンスに接続します。

  2. ALTER AVAILABILITY GROUP ステートメントを使用します。次にその例を示します。

    ALTER AVAILABILITY GROUP group_name REMOVE REPLICA ON 'instance_name' [,...n]

    group_name は可用性グループの名前、 instance_name はセカンダリ レプリカがあるサーバー インスタンスです。

    次の例では、セカンダリ レプリカを MyAG 可用性グループから削除しています。 対象のセカンダリ レプリカは、 COMPUTER02 という名前のコンピューターの HADR_INSTANCEという名前のサーバー インスタンスにあります。

    ALTER AVAILABILITY GROUP MyAG REMOVE REPLICA ON 'COMPUTER02\HADR_INSTANCE';  
    

PowerShell の使用

セカンダリ レプリカを削除するには

  1. プライマリ レプリカをホストするサーバー インスタンスにディレクトリを変更 (cd) します 。

  2. Remove-SqlAvailabilityReplica コマンドレットを使用します。

    たとえば、次のコマンドは、サーバー MyReplica 上の可用性レプリカを、 MyAgという名前の可用性グループから削除します。 このコマンドは、可用性グループのプライマリ レプリカをホストするサーバー インスタンスで実行する必要があります。

    Remove-SqlAvailabilityReplica `   
    -Path SQLSERVER:\SQL\PrimaryServer\InstanceName\AvailabilityGroups\MyAg\AvailabilityReplicas\MyReplica  
    

    Note

    コマンドレットの構文を表示するには、 PowerShell 環境で Get-Help SQL Server コマンドレットを使用します。 詳細については、「 Get Help SQL Server PowerShell」を参照してください。

SQL Server PowerShell プロバイダーを設定して使用するには

補足情報: セカンダリ レプリカの削除後

現在使用できないレプリカを指定した場合、そのレプリカがオンラインに戻ったとき、可用性グループに属していないことが検出されます。

レプリカの削除により、データの受信が停止します。 セカンダリ レプリカがグローバル ストアから削除されたことが確認されると、RECOVERING 状態でローカル サーバー インスタンスに残っている可用性グループ設定がデータベースから削除されます。

参照

Always On 可用性グループの概要 (SQL Server)
可用性グループへのセカンダリ レプリカの追加 (SQL Server)
可用性グループの削除 (SQL Server)