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Always On 可用性グループがオフライン

適用対象:SQL Server

はじめに

  • ポリシー名: 可用性グループのオンライン状態
  • 問題: 可用性グループがオフラインです。
  • カテゴリ: クリティカル
  • ファセット: 可用性グループ

説明

このポリシーは、可用性グループのオンライン状態またはオフライン状態をチェックします。 可用性グループのクラスター リソースがオフライン状態である場合、または可用性グループがプライマリ レプリカを持たない場合、ポリシーは通常とは異なる状態で、アラートが発生します。

可用性グループのクラスター リソースがオンライン状態で、可用性グループがプライマリ レプリカを持つ場合、ポリシーは正常な状態です。

考えられる原因

この問題は、プライマリ レプリカをホストするサーバー インスタンスのエラー、またはオフラインになっている Windows Server フェールオーバー クラスター (WSFC) 可用性グループ リソースによって発生する可能性があります。 可用性グループがオフラインになる原因として、次のような状況が考えられます。

  • 可用性グループで自動フェールオーバー モードが構成されていません。 プライマリ レプリカが使用できなくなり、可用性グループ内のすべてのレプリカのロールが "解決中" になります。

    • プライマリ レプリカ インスタンス サービスがダウンしているか、または応答しません。

    • 可用性グループのクラスターへの接続に問題があります。

  • 可用性グループで自動フェールオーバー モードが構成されていますが、正常に完了していません。

    • 自動フェールオーバー中、ターゲット レプリカ上でのプライマリ準備チェックが失敗し、新しいプライマリとなるレプリカがありません。
  • クラスターの可用性グループ リソースがオフラインになりました。

    • いずれかの依存クラスター リソースで重大な問題が発生し、オフラインになりました。 可用性グループのリソースは、依存リソースがオンラインになるまでオフライン状態です。

    • クラスターでの重要な問題により、可用性グループ リソースがオフになりました。

  • 可用性グループに対する自動、手動、または強制フェールオーバーの実行中です。

考えられる解決策

この問題に対して考えられる解決策を次に示します。

  • プライマリ レプリカの SQL Server インスタンスがダウンしている場合は、サーバーを再起動した後、可用性グループが正常な状態であることを確認します。

  • 自動フェールオーバーが失敗していると考えられる場合は、レプリカ上のデータベースが以前の既知のプライマリ レプリカと同期されていることを確認した後、プライマリ レプリカにフェールオーバーします。 データベースが同期していない場合は、データの紛失が最小限に収まるレプリカを選択し、フェールオーバー モードに復旧します。

  • SQL Server のインスタンスが正常である一方でクラスターのリソースがオフラインになっている場合は、フェールオーバー クラスター マネージャーを使用して、クラスターの正常性またはサーバー上の他のクラスターの問題を調べます。 フェールオーバー クラスター マネージャーを使用して可用性グループ リソースをオンラインにすることもできます。

  • フェールオーバーが進行中の場合は、フェールオーバーが完了するのを待ちます。

参照

Always On 可用性グループの概要 (SQL Server)
Always On ダッシュボードの使用 (SQL Server Management Studio)