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OLE DB Driver for SQL Server のシステム要件

適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance Azure Synapse Analytics Analytics Platform System (PDW) Microsoft Fabric SQL Database

OLE DB ドライバーのダウンロード

SQL Server のデータ アクセス機能 (MARS など) を使用するには、次のソフトウェアがインストールされている必要があります。

  • クライアント上の OLE DB Driver for SQL Server
  • SQL Server のインスタンス (サーバー)

Note

このソフトウェアは、必ず管理者特権でログオンしてからインストールしてください。

オペレーティング システムの要件

OLE DB Driver for SQL Server をサポートするオペレーティング システムの一覧については、「OLE DB Driver for SQL Server のサポート ポリシー」を参照してください。

Microsoft Entra 認証の要件

SQL Server prior to 18.3 のバージョンの OLE DB ドライバーで Microsoft Entra 認証方法を使用する場合は、SQL Server 用 Active Directory 認証ライブラリがインストールされていることを確認します。 (バージョン 18.3 には、インストーラー パッケージの一部として依存関係が含まれています)。この要件は、他の認証方法や OLE DB 操作には必要ありません。 詳細については、「 Microsoft Entra ID の使用」を参照してください。

SQL Server 要件

OLE DB Driver for SQL Server を使用して SQL Server データベースのデータにアクセスするには、SQL Server のインスタンスがインストールされている必要があります。

SQL Server 2014 (12.x) は、MDAC、Windows Data Access Components、および OLE DB Driver for SQL Server のすべてのバージョンからの接続をサポートします。 古いクライアント バージョンで SQL Server に接続する場合、クライアントで認識されないサーバーのデータ型は、クライアント バージョンと互換する型にマップされます。 詳細については、「クライアント バージョンのデータ型の互換性」をご覧ください。

言語間の要件

OLE DB Driver for SQL Server の英語版は、サポートされているオペレーティング システムのすべてのローカライズ版でサポートされています。 OLE DB Driver for SQL Server のローカライズ版は、ローカライズされた OLE DB Driver for SQL Server バージョンと同じ言語でローカライズされたオペレーティング システムでサポートされています。 また、対応する言語設定がインストールされていれば、サポートされているオペレーティング システムの英語版でも利用できます。

アップグレードの要件を次に示します。

  • OLE DB Driver for SQL Server の英語版は、OLE DB Driver for SQL Server の任意のローカライズ版にアップグレードできます。
  • OLE DB Driver for SQL Server のローカライズ版は、同じ言語の OLE DB Driver for SQL Server のローカライズ版にアップグレードできます。
  • OLE DB Driver for SQL Server のローカライズ版は、英語版の OLE DB Driver for SQL Server にアップグレードできます。
  • OLE DB Driver for SQL Server のローカライズ版を、別のローカライズ言語でローカライズされた OLE DB Driver for SQL Server にアップグレードすることはできません。

クライアント バージョンのデータ型の互換性

以下の表に示すように、SQL Server および OLE DB Driver for SQL Server は新しいデータ型を、下位クライアントと互換する古いデータ型にマップします。

OLE DB および ADO アプリケーションでは、OLE DB Driver for SQL Server で DataTypeCompatibility 接続文字列キーワードを使用して、古いデータ型を操作できます。 DataTypeCompatibility=80 の場合、OLE DB クライアントは TDS (表形式データ ストリーム) バージョンではなく、SQL Server 2005 (9.x) TDS バージョンを使用して接続されます。 つまり、SQL Server 2008 (10.0.x) 以降のデータ型の場合は、OLE DB Driver for SQL Server ではなく、サーバーによって下位変換が実行されます。 また、この場合は、接続で使用可能な機能が SQL Server 2005 (9.x) 機能セットに制限されます。 新しいデータ型または機能を使用しようとすると、API 呼び出し時にすぐに検出されます。無効な要求はサーバーに渡されず、呼び出し元のアプリケーションにエラーが返されます。

IDBInfo::GetKeywords からは、接続のサーバー バージョンに対応し、DataTypeCompatibility の影響を受けないキーワードの一覧が常に返されます。

データ型 SQL Server Native Client

SQL Server 2005
SQL Server Native Client 11.0

SQL Server 2014 (12.x)
OLE DB Driver for SQL Server Windows Data Access Components、MDAC、

DataTypeCompatibility=80 を使用する OLE DB Driver for SQL Server OLE DB アプリケーション
CLR UDT (<= 8 Kb) udt udt udt Varbinary
varbinary(max) varbinary varbinary varbinary Image
varchar(max) varchar varchar varchar Text
nvarchar(max) nvarchar nvarchar nvarchar Ntext
xml xml xml xml Ntext
CLR UDT (> 8 Kb) varbinary udt udt Image
date varchar date date Varchar
datetime2 varchar datetime2 datetime2 Varchar
datetimeoffset varchar datetimeoffset datetimeoffset Varchar
time varchar time time Varchar

関連項目

OLE DB Driver for SQL Server
OLE DB Driver for SQL Server のインストール