SqlClient の診断カウンター
適用対象: .NET Framework .NET .NET Standard
複数のターゲット フレームワークで Microsoft.Data.SqlClient 診断カウンターを使用すると、アプリケーションの状態と、それが使用する接続リソースを監視できます。 .NET Framework では performance counters
を使用し、.NET Core および .NET Standard では event counters
を使用します。
Note
Windows 認証 (統合セキュリティ) を使用する場合は、number-of-active-connection-pool-groups
と number-of-active-connection-pools
のペアのイベント カウンターか、NumberOfActiveConnectionPoolGroups
と NumberOfActiveConnectionPools
のパフォーマンス カウンターを監視する必要があります。 なぜなら、接続プール グループは接続文字列単位でマップされるためです。 統合セキュリティを使用した場合、接続文字列にマップされた接続プールの他に、個々の Windows ID 用に別々のプールが作成されます。 たとえば、同じ AppDomain に属する Fred と Julie が、どちらも "Data Source=MySqlServer;Integrated Security=true"
という接続文字列を使用した場合、その接続文字列に対応した接続プール グループが作成され、それに加えて、2 つのプール (Fred 用と Julie 用) が作成されます。 John と Martha がまったく同じ SQL Server ログインを持った接続文字列 "Data Source=MySqlServer;User Id=<myUserID>;Password=<myPassword>"
を使用した場合は、<myUserID> の ID に対して単一のプールが作成されます。
このセクションの内容
SqlClient のパフォーマンス カウンター
.NET Framework
で Windows パフォーマンス モニターまたはプログラムを使用してアプリケーションの状態とその接続リソースを監視するには、Microsoft SqlClient Data Provider for SQL Server のパフォーマンス カウンターを使用します。
SqlClient のイベント カウンター
.NET Core
と .NET Standard
で、ご利用のアプリケーションの状態とその接続リソースを監視するには、Microsoft SqlClient Data Provider for SQL Server のイベント カウンターを使用します。