CellSet オブジェクト (ADO MD)
多次元クエリの結果を表します。 これは、キューブまたは他のセルセットから選択されたセルのコレクションです。
注釈
Cellset 内のデータは、配列に似た直接アクセスを使用して取得されます。 特定のメンバーにドリルダウンして、そのメンバーに関するデータを取得できます。 たとえば、次のコードは、cst
というセルセットの最初の軸の最初の位置にある最初のメンバーのキャプションを返します。
cst.Axes(0).Positions(0).Members(0).Caption
セルセットには、現在のセルの概念はありません。 代わりに、Item プロパティが、セルセットから特定の Cell オブジェクトを取得します。 取得されるセルは、Item プロパティの引数によって決まります。 セルの一意の序数値を指定できます。 セルセットの各軸に沿った位置番号を使用して、セルを取得することもできます。 セルの取得の詳細については、「Item プロパティ」を参照してください。
Cellset オブジェクトのコレクション、メソッド、プロパティを使用すると、次の操作を実行できます。
Cellset オブジェクトの ActiveConnection プロパティを設定して、開いている接続を関連付けます。
Open メソッドを使用して、多次元クエリの結果を実行して取得します。
Item プロパティを使用して Cellset からセルを取得します。
FilterAxis プロパティを使用して Cellset 内のデータをフィルター処理するために使用するディメンションに関する情報を取得します。
Source プロパティを使用して Cellset を定義するために使用するクエリを返すか指定します。
State プロパティを使用して Cellset の現在の状態 (開いている、閉じている、実行中、または接続する) を返します。
Close メソッドを使用して Cellset を閉じるか開きます。
標準の ADO Properties コレクションを使用して、Cellset のプロバイダー固有の情報を取得します。
このセクションでは、次のトピックを扱います。
参照
セルセットの例 (VB)
Axes コレクション (ADO MD)
Cell オブジェクト (ADO MD)
Connection オブジェクト (ADO)
Properties コレクション (ADO)