Refresh メソッド (ADO)

[アーティクル]
05/30/2023

コレクション内のオブジェクトを更新して、プロバイダーから使用可能で、プロバイダーに固有のオブジェクトを反映します。

構文

  
collection.Refresh

注釈

Refresh メソッドでは、呼び出し元のコレクションに応じて異なるタスクを実行します。

パラメーター

Command オブジェクトの Parameters コレクションで Refresh メソッドを使用すると、Command オブジェクトで指定されたストアドプロシージャまたはパラメーター化クエリのプロバイダー側のパラメーター情報が取得されます。ストアドプロシージャ呼び出しまたはパラメーター化クエリをサポートしていないプロバイダーの場合、コレクションは空になります。

Refresh メソッドを呼び出す前に、Command オブジェクトの ActiveConnection プロパティを有効な Connection オブジェクトに、CommandText プロパティを有効なコマンドに、CommandType プロパティを adCmdStoredProc に設定する必要があります。

Refresh メソッドを呼び出す前に Parameters コレクションにアクセスすると、ADO によって自動的にメソッドが呼び出され、コレクションが自動的に設定されます。

注意

Refresh メソッドを使用してプロバイダーからパラメーター情報を取得した場合に、1 つまたは複数の可変長データ型の Parameter オブジェクトが返される場合、ADO ではパラメーターのメモリを潜在的な最大サイズに基づいて割り当てることがあり、それが原因で実行中にエラーが発生します。エラーを防ぐために Execute メソッドを呼び出す前に、これらのパラメーターの Size プロパティを明示的に設定する必要があります。

フィールド

Fields コレクションで Refresh メソッドを使用しても、目に見える効果はありません。基になるデータベース構造から変更を取得するには、Requery メソッドを使用するか、Recordset オブジェクトでブックマークがサポートされていない場合は MoveFirst メソッドを使用する必要があります。

プロパティ

一部のオブジェクトの Properties コレクションで Refresh メソッドを使用すると、プロバイダーによって公開される動的プロパティがコレクションに設定されます。これらのプロパティでは、ADO でサポートされる組み込みプロパティだけでなく、プロバイダー固有の機能に関する情報が提供されます。