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CommandText プロパティ (ADO)

プロバイダーに対して発行されるコマンドのテキストを示します。

設定と戻り値

SQL ステートメント、 テーブル名、相対 URL、ストアド プロシージャ呼び出しなどのプロバイダー コマンドを含む文字列 値を取得または設定します。 既定値は空の文字列 ("") です。

解説

CommandText プロパティを使用して、Command オブジェクトによって表されるコマンドのテキストを設定または返します。 通常、これは SQL ステートメントですが、ストアド プロシージャ呼び出しなど、プロバイダーによって認識される他の種類のコマンド ステートメントを指定することもできます。 SQL ステートメントは、プロバイダーのクエリ プロセッサでサポートされている特定の言語またはバージョンである必要があります。

Command オブジェクトの Prepared プロパティが True に設定され、CommandText プロパティを設定するときに Command オブジェクトが開いている接続にバインドされている場合、ADO は Execute メソッドまたは Open メソッドを呼び出すときにクエリ (つまり、プロバイダーによって格納されるクエリのコンパイル済み形式) を準備します。

CommandType プロパティの設定によっては、ADO によって CommandText プロパティが変更される場合があります。 CommandText プロパティはいつでも読み取ることができ、実行中に ADO が使用する実際のコマンド テキストを確認できます。

CommandText プロパティを使用して、ファイルやディレクトリなどのリソースを指定する相対 URL を設定または返します。 リソースは、絶対 URL によって明示的に指定された場所、または開いている Connection オブジェクトによって暗黙的に指定された場所に対して相対的です。

Note

http スキームを使用する URL は、Microsoft OLE DB Provider for Internet Publishing を自動的に呼び出します。 詳細については、「絶対 URL と相対 URL」を参照してください。

適用対象

Command オブジェクト (ADO)

参照

ActiveConnection、CommandText、CommandTimeout、CommandType、Size、および Direction のプロパティの例 (VB)
ActiveConnection、CommandText、CommandTimeout、CommandType、Size、および Direction プロパティの例 (VC++)
Requery メソッド
ActiveConnection、CommandText、CommandTimeout、CommandType、Size、および Direction プロパティの例 (JScript)