AppendChunk メソッド (ADO)
大きなテキストまたはバイナリ データの Field または Parameter オブジェクトにデータを追加します。
構文
object.AppendChunk Data
パラメーター
object
Field または Parameter オブジェクト。
データ
オブジェクトに追加するデータを含む Variant。
注釈
Field または Parameter オブジェクトの AppendChunk メソッドを使って、長いバイナリ データまたは文字データを入力します。 システム メモリが制限されている状況では、AppendChunk メソッドを使用して、長い値の全体ではなく一部を操作できます。
フィールド
Field オブジェクトの Attributes プロパティの adFldLong ビットが true に設定されている場合は、そのフィールドに AppendChunk メソッドを使用できます。
Field オブジェクトで最初の AppendChunk の呼び出しでは、フィールドにデータが書き込まれて、既存のデータが上書きされます。 それ以降の AppendChunk 呼び出しでは、既存のデータにデータを追加します。 あるフィールドにデータを追加し、現在のレコード内の別のフィールドの値を設定または読み取る場合、ADO は最初のフィールドにデータを追加し終わったと見なします。 最初のフィールドで AppendChunk メソッドをもう一度呼び出すと、ADO は呼び出しを新たな AppendChunk 操作と解釈し、既存のデータを上書きします。 最初の Recordset オブジェクトの複製ではない他の Recordset オブジェクトのフィールドにアクセスした場合は、AppendChunk 操作は中断されません。
Field オブジェクトで AppendChunk を呼び出したときに現在のレコードがない場合は、エラーが発生します。
注意
AppendChunk メソッドは、Record オブジェクト (ADO) の Field オブジェクトに対しては動作しません。 操作は実行されず、実行時エラーが発生します。
パラメーター
Parameter オブジェクトの Attributes プロパティの adParamLong ビットが true に設定されている場合は、そのパラメーターに AppendChunk メソッドを使用できます。
Parameter オブジェクトで最初の AppendChunk の呼び出しでは、パラメーターにデータが書き込まれて、既存のデータが上書きされます。 Parameter に対するそれ以降の AppendChunk の呼び出しでは、既存のパラメーター データに追加されます。 AppendChunk の呼び出しで null 値を渡すと、すべてのパラメーター データが破棄されます。
適用対象
参照
AppendChunk および GetChunk メソッドの例 (VB)
AppendChunk および GetChunk メソッドの例 (VC++)
Attributes プロパティ (ADO)
GetChunk メソッド (ADO)