ADORecordsetConstruction インターフェイス
ADORecordsetConstruction インターフェイスは、C/C++ アプリケーションで OLE DB の Rowset オブジェクトから ADO の Recordset オブジェクトを構築するために使用します。
このインターフェイスでは、次のプロパティがサポートされます。
プロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
章 | 読み取り/書き込み。 この ADO の Recordset オブジェクトで OLE DB の Chapter オブジェクトを取得/設定します。 |
RowPosition | 読み取り/書き込み。 この ADO の Recordset オブジェクトで OLE DB の RowPosition オブジェクトを取得/設定します。 |
[行セット] | 読み取り/書き込み。 この ADO の Recordset オブジェクトで OLE DB の Rowset オブジェクトを取得/設定します。 |
メソッド
[なし] :
イベント
[なし] :
解説
OLE DB の Rowset オブジェクト (pRowset
) を指定すると、ADO の Recordset オブジェクト (adoRs
) の構築は、次の 3 つの基本的な操作になります。
ADO の Recordset オブジェクトを作成します。
Recordset20Ptr adoRs; adoRs.CreateInstance(__uuidof(Recordset));
Recordset オブジェクトで IADORecordsetConstruction インターフェイスにクエリを実行します。
adoRecordsetConstructionPtr adoRsConstruct=NULL; adoRs->QueryInterface(__uuidof(ADORecordsetConstruction), (void**)&adoRsConstruct);
IADORecordsetConstruction::put_Rowset
プロパティ メソッドを呼び出して、ADO のRecordset
オブジェクトに OLE DB のRowset
オブジェクトを設定します。IUnknown *pUnk=NULL; pRowset->QueryInterface(IID_IUnknown, (void**)&pUnk); adoRsConstruct->put_Rowset(pUnk);
結果の adoRs
オブジェクトは、OLE DB の Rowset オブジェクトから構築された ADO の Recordset オブジェクトを表すようになりました。
OLE DB の Chapter オブジェクトまたは RowPosition オブジェクトから ADO の Recordset オブジェクトを作成することもできます。
要件
バージョン: ADO 2.0 以降
ライブラリ: msado15.dll
UUID: 00000283-0000-0010-8000-00AA006D2EA4