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AbsolutePage プロパティ (ADO)

現在のレコードが存在するページを示します。

設定と戻り値

32 ビット コードの場合、1 から Recordset オブジェクト内のページ数 (PageCount) までの Long 値を設定または返すか、PositionEnum 値のいずれかを返します。

64 ビット コードの場合は、64 ビット値のストレージを提供するデータ型を使用します。 たとえば、Long や、DBORDINAL などの 64 ビット長にできる別の値を使用できます。 PositionEnum 値は 32 ビット長に制限されているため、使用しないでください。

注釈

このプロパティは、現在のレコードが配置されているページ番号を識別するために使用できます。 PageSize プロパティを使用して、Recordset オブジェクトの合計行セット数が一連のページに論理的に分割されます。各ページのレコード数は PageSize と等しくなります (レコード数が少なくなる可能性がある最終ページを除く)。 プロバイダーでは、このプロパティを使用できるようにするための適切な機能がサポートされている必要があります。

  • AbsolutePage プロパティを取得または設定する場合、ADO では、次に示すように AbsolutePosition プロパティと PageSize プロパティを一緒に使用します。

  • AbsolutePage を取得するために、ADO は最初に AbsolutePosition を取得し、次にそれを PageSize で除算します。

  • ADO では、AbsolutePage を設定するために、次のように AbsolutePosition を移動します。PageSize に新しい AbsolutePage 値を乗算し、その値に 1 を加算します。 その結果、AbsolutePage を正常に設定した後の Recordset 内の現在の位置が、そのページの最初のレコードです。

AbsolutePosition プロパティと同様に、AbsolutePage は 1 から始まる値で、現在のレコードが Recordset 内の最初のレコードの場合は 1 になります。 このプロパティを設定して、特定ページの最初のレコードに移動します。 PageCount プロパティからページの合計数を取得します。

適用対象

Recordset オブジェクト (ADO)

参照

AbsolutePage、PageCount、および PageSize プロパティの例 (VB)
AbsolutePage、PageCount、および PageSize プロパティの例 (VC++)
AbsolutePosition プロパティ (ADO)
PageCount プロパティ (ADO)
PageSize プロパティ (ADO)