Windows 2000 での RDS の構成
Windows 2000 にアップグレードした後で RDS を正常に機能させることが難しい場合は、次の手順に従って問題のトラブルシューティングを行います。
最初に、Internet Explorer を使って https://server に移動し、World Wide Web 発行サービスが実行されていることを確認します。 この方法で Web サーバーにアクセスできない場合は、コマンド プロンプトを開き、「NET START W3SVC」コマンドを入力します。
[スタート] メニューの [実行] を選択します。 「msdfmap.ini」と入力して [OK] をクリックし、msdfmap.ini ファイルをメモ帳で開きます。 [CONNECT DEFAULT] セクションを調べて、ACCESS パラメーターが NOACCESS に設定されている場合は、READONLY に変更します。
RegEdit ユーティリティを使って "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\DataFactory\HandlerInfo" に移動し、HandlerRequired が 0 に設定され、DefaultHandler が "" (Null 文字列) になっていることを確認します。
注 レジストリのこのセクションを変更した場合は、コマンド プロンプトで「NET STOP W3SVC」と「NET START W3SVC」コマンドを入力し、World Wide Web 発行サービスを停止して再起動する必要があります。
RegEdit ユーティリティを使ってレジストリの "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W3SVC\Parameters\ADCLaunch" に移動し、RDSServer.Datafactory という名前のキーがあることを確認します。 ない場合は、作成します。
インターネット サービス マネージャーを使って、既定の Web サイトを探し、MSADC 仮想ルートのプロパティを表示します。 ディレクトリ セキュリティと IP アドレスおよびドメイン名の制限を調べます。 [アクセスが拒否されました] がオンになっている場合は、[許可] を選びます。
最初に問題を解決するように変更が表示されない場合は、必ずサーバーの再起動を試してください。
重要
Windows 8 および Windows Server 2012 から、RDS サーバー コンポーネントが Windows オペレーティング システムに含まれなくなりました (詳細については、Windows 8 および Windows Server 2012 の互換性クックブックを参照してください)。 RDS クライアント コンポーネントは、今後のバージョンの Windows で削除される予定です。 新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。 RDS を使用するアプリケーションは、WCF Data Service に移行する必要があります。Windows 8 および Windows Server 2012 以降、RDS サーバー コンポーネントは Windows オペレーティング システムに含まれなくなっています。 RDS を使用しているアプリケーションは、WCF Data Service に移行してください。