XML 保存形式
ADO では、保持する XML ストリームのために UTF-8 エンコードが使用されます。
ADO XML 形式は、スキーマ セクションとそれに続くデータ セクションの 2 つのセクションに分かれています。 Northwind データベースの Shippers テーブルの XML ファイルの例を次に示します。 この例の後で、XML のさまざまな部分について説明します。
注釈
<xml xmlns:s="uuid:BDC6E3F0-6DA3-11d1-A2A3-00AA00C14882"
xmlns:dt="uuid:C2F41010-65B3-11d1-A29F-00AA00C14882"
xmlns:rs="urn:schemas-microsoft-com:rowset"
xmlns:z="#RowsetSchema">
<s:Schema id="RowsetSchema">
<s:ElementType name="row" content="eltOnly" rs:updatable="true">
<s:AttributeType name="ShipperID" rs:number="1"
rs:basetable="shippers" rs:basecolumn="ShipperID"
rs:keycolumn="true">
<s:datatype dt:type="int" dt:maxLength="4" rs:precision="10"
rs:fixedlength="true" rs:maybenull="false"/>
</s:AttributeType>
<s:AttributeType name="CompanyName" rs:number="2"
rs:nullable="true" rs:write="true" rs:basetable="shippers"
rs:basecolumn="CompanyName">
<s:datatype dt:type="string" dt:maxLength="40" />
</s:AttributeType>
<s:AttributeType name="Phone" rs:number="3" rs:nullable="true"
rs:write="true" rs:basetable="shippers"
rs:basecolumn="Phone">
<s:datatype dt:type="string" dt:maxLength="24"/>
</s:AttributeType>
<s:extends type="rs:rowbase"/>
</s:ElementType>
</s:Schema>
<rs:data>
<z:row ShipperID="1" CompanyName="Speedy Express"
Phone="(503) 555-9831"/>
<z:row ShipperID="2" CompanyName="United Package"
Phone="(503) 555-3199"/>
<z:row ShipperID="3" CompanyName="Federal Shipping"
Phone="(503) 555-9931"/>
</rs:data>
</xml>
スキーマには、名前空間の宣言、スキーマ セクション、データ セクションが示されています。 スキーマ セクションには、行 ShipperID、CompanyName、Phone の定義が含まれています。
スキーマ定義は、W3C XML-Data 仕様に準拠しており、完全に検証できます (ただし、Internet Explorer 5 では検証は行われません)。 XML-Data は、Recordset 保持のために現在サポートされている唯一のスキーマ形式です。
データ セクションには、出荷業者に関する情報を含む 3 つの行があります。 空の行セットの場合、データ セクションは空でもかまいませんが、<rs:data> タグは存在する必要があります。 データがない場合は、単に <rs:data/> としてタグの短縮形を記述できます。 プレフィックスが "rs" であるタグは、それが urn:schemas-microsoft-com:rowset によって定義される名前空間内にあることを示します。