結果の受信
ADO では、ほとんどのコマンドが呼び出し元に何らかの情報を返します。 行セットを返すコマンドの場合は、おそらく最も使用される ADO オブジェクトである Recordset オブジェクトで結果が受け取られます。
データ ソースから Recordset オブジェクトでデータを受け取るには、次の呼び出しを含むいくつかの方法があります。
Recordset オブジェクトでデータを受け取ると、Connection オブジェクトと Command オブジェクトが関与して、データ取得プロセスが暗黙的または明示的に終了します。 一般的なクライアント/サーバー アプリケーション システムでは、データ取得プロセス全体で、データが入力された Recordset ごとにネットワーク経由のラウンド トリップが必要となります。
複数の結果セットを受け取るには、ネットワーク上で複数のラウンド トリップを行う必要があります (Recordset オブジェクトにカプセル化されたデータ セットごとに 1 回)。 ネットワークが低速であるか混雑している場合は、ラウンド トリップの数を減らすことでアプリケーションのパフォーマンスが向上する可能性があります。 そのため、一部のプロバイダーは、1 回のラウンド トリップで複数の Recordset を受け取ることができるようにしています。 これについては、次のトピックで説明されています。