イミディエイト モード
イミディエイト モードは、LockType プロパティが adLockOptimistic または adLockPessimistic に設定されているときに有効です。 イミディエイト モードでは、Update メソッドを呼び出して行の作業の完了を宣言するとすぐに、レコードへの変更がデータ ソースに反映されます。
Update の呼び出し
追加または編集しているレコードから Update メソッドを呼び出す前に移動すると、ADO によって Update が自動的に呼び出され、変更が保存されます。 現在のレコードに加えられた変更を取り消す場合、または新しく追加したレコードを破棄する場合は、移動前に CancelUpdate メソッドを呼び出す必要があります。
Update メソッドを呼び出した後も、現在のレコードは最新のままです。
CancelUpdate
CancelUpdate メソッドは、現在の行に加えられた変更を取り消すか、新しく追加された行を破棄するために使用します。 Update メソッドを呼び出した後で現在の行または新しい行に対する変更を取り消すことはできません。ただし、変更が RollbackTrans メソッドを使用してロールバックできるトランザクションの一部であるか、バッチ更新の一部である場合を除きます。 バッチ更新の場合は、CancelUpdate または CancelBatch メソッドを使用して Update を取り消すことができます。
CancelUpdate メソッドを呼び出すときに新しい行を追加している場合、現在の行は AddNew 呼び出しの前に最新であった行になります。
現在の行の変更や新しい行の追加をしていない場合は、CancelUpdate メソッドを呼び出すとエラーが生成されます。