HelloData: 単純な ADO アプリケーション
この単純なアプリケーションでは、4 つの主要な ADO 操作 (データの取得、調査、編集、更新) をステップ実行します。 これらの操作は、SQL Server に含まれている Northwind サンプル データベースに対して実行されます。 ADO の基礎に焦点を当て、コードが乱雑にならないようにするために、この例のエラー処理は最小限のものです。
HelloData を実行するには
ADO ライブラリを参照する新しい標準 EXE Visual Basic プロジェクトを作成します。 詳細については、「ADO ライブラリを参照する」を参照してください。
フォームの上部に 4 つのコマンド ボタンを作成し、[Name] および [Caption] プロパティを、このトピックの最後にある表に示す値に設定します。
ボタンの下に、Microsoft DataGrid コントロール (Msdatgrd.ocx) を追加します。 Msdatgrd.ocx ファイルは Visual Basic に付属しており、\windows\system32 または \winnt\system32 ディレクトリにあります。 DataGrid コントロールを Visual Basic ツールボックス ペインに追加するには、[プロジェクト] メニューから [コンポーネント...] を選択します。 次に、[Microsoft DataGrid Control 6.0 (SP3) (OLEDB)](Microsoft DataGrid コントロール 6.0 (SP3) (OLEDB)) の横にあるチェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。 コントロールをプロジェクトに追加するには、DataGrid コントロールをツールボックスから Visual Basic フォームにドラッグします。
グリッドの下のフォームに TextBox を作成し、表に示すようにプロパティを設定します。 完了すると、フォームは次の図のようになります。
最後に、HelloData コードに一覧表示されているコードをコピーし、フォームのコード エディター ウィンドウに貼り付けます。 F5 キーを押してコードを実行します。
Note
次の例およびガイド全体で、パスワードが 「123aBc」 のユーザー ID「MyId」 を使用してサーバーに対する認証を行います。 これらの値は、お使いのサーバーの有効なログオン資格情報に置き換える必要があります。 また、"MySQLServer" の値をお使いのサーバーの名前に置き換えてください。
コードの詳細については、「HelloData に関するコメント」を参照してください。
コントロール型 | プロパティ | 値 |
---|---|---|
Form | 名前 | Form1 |
Height | 6500 | |
幅 | 6500 | |
MS DataGrid | 名前 | grdDisplay1 |
TextBox | 名前 | txtDisplay1 |
Multiline | true | |
コマンド ボタン | 名前 | cmdGetData |
キャプション | データを取得する | |
コマンド ボタン | 名前 | cmdExamineData |
キャプション | データの確認 | |
コマンド ボタン | 名前 | cmdEditData |
キャプション | データの編集 | |
コマンド ボタン | 名前 | cmdUpdateData |
キャプション | データの更新 |