ADO でのエラー処理
ADO では、いくつかの異なるメソッドを使用して、発生したエラーをアプリケーションに通知します。 このセクションでは、ADO を使用しているときに発生する可能性があるエラーの種類と、アプリケーションに通知する方法について説明します。 最後に、これらのエラーを処理する方法について提案します。
ADO はどのようにエラーを報告しますか?
ADO は、いくつかの方法でエラーについて通知します。
ADO エラーによって実行時エラーが生成されます。 Visual Basic での On Error ステートメントの使用など、他の実行時エラーと同じ方法で ADO エラーを処理します。
プログラムが OLE DB からエラーを受け取る可能性があります。 OLE DB エラーでは、実行時エラーも生成されます。
エラーがデータ プロバイダーに固有の場合、エラーが発生したときにデータ ストアへのアクセスに使用された Connection オブジェクトの Errors コレクションに、1 つ以上の Error オブジェクトが配置されます。
イベントを発生させたプロセスでもエラーが生成された場合、エラー情報は Error オブジェクトに配置され、イベントにパラメーターとして渡されます。 イベントの詳細については、「ADO イベントの処理」を参照してください。
バッチ更新または Recordset に関連するその他の一括操作を処理するときに発生する問題は、Recordset の Status プロパティで示すことができます。 たとえば、スキーマ制約違反や権限の不足は、RecordStatusEnum 値で指定できます。
現在のレコード内の特定の Field に関連する問題は、Record または Recordset の Fields コレクション内の各 Field の Status プロパティによっても示されます。 たとえば、完了できなかった更新や互換性のないデータ型は、FieldStatusEnum 値で指定できます。
このセクションでは、次のトピックを扱います。