移行評価スキャン: Secure Store
移行中に Secure Store で発生する問題を軽減する方法について説明します。
概要
Secure Store Service は、アカウント名やパスワードなどの資格情報のストレージとマッピングを提供する共有サービスです。 このサービスは、外部システムに接続するために必要な資格情報を提供し、特定の ID、あるいは ID のグループにそれらの資格情報を関連付けるデータをセキュリティで保護して保存できるようにします。
データ移行
セキュリティで保護されたストア アプリケーションは、ターゲット環境に移行されません。
重要
SharePoint で "アクセスなし" (ロック済み) として構成されているすべてのサイトはスキップされます。 ロックされているサイト コレクションの一覧を見るには、[ロックされたサイト] スキャン出力を参照してください。
移行の準備
スキャン結果に一覧表示されている Secure Store アプリケーションがターゲット プラットフォームで必要かどうかを判断します。 必要な場合は、移行テスト中に新しいプラットフォームのテナント管理で作成します。
注:
ターゲット環境では、制限付きグループの種類のみがサポートされています。
移行後
ターゲット環境で Secure Store アプリケーションを作成した場合は、想定どおりに動作していることを確認します。
スキャン結果レポート
SecureStoreApplications-detail.csv このスキャン レポートには、ソース環境で構成された Secure Store アプリケーションが含まれています。 提供される情報は、必要に応じて、ターゲット環境でアプリケーションを再作成するのに十分な情報である必要があります。
注:
ユーザー プロファイルに関連する Secure Store アプリケーションのエントリが表示された場合は、CustomProfilePropertyMappings の出力と修復ファイルを表示して、それらが使用中かどうかと、修復方法を確認する必要があります。
列 | 説明 |
---|---|
ApplicationID |
Secure Store アプリケーションの ID。 |
Name |
Secure Store アプリケーションの名前。 これは通常、アプリケーション ID と一致します。 |
FriendlyName |
Secure Store アプリケーションのわかりやすい名前。 |
ContactEmail |
Secure Store アプリケーションに関連付けられている連絡先の電子メールアドレス。 |
ApplicationType |
Secure Store アプリケーションの種類。 vNext でサポートされているオプションは、グループ制限のみです。 |
CredentialManagementURL |
資格情報の管理に関連付けられている URL。 これは通常、ユーザーによって設定されませんが、情報提供のために提供されます |
TicketTimeout |
Secure Store アプリケーションに関連付けられたチケットのタイムアウト。 |
ScanID |
SharePoint 移行評価ツールの特定の実行に割り当てられた一意の識別子。 |