移行評価スキャン: 対象ユーザーが設定されているリスト アイテム
概要
SharePoint では、リストまたはライブラリで対象ユーザーのターゲット設定を有効にすることができます。 この機能を有効にすると、ユーザーは特定のリスト アイテムで対象ユーザーを設定できるようになります。 残念ながら、オンプレミスの SharePoint から Microsoft 365 の SharePoint への移行中、リストとリスト アイテムの対象ユーザーデータは移行されません。 このレポートには、対象ユーザーを対象とする環境内のすべてのリスト アイテムが含まれます。
データ移行
対象ユーザーのターゲット データは移行されません。
重要
SharePoint で "アクセスなし" (ロック済み) として構成されているすべてのサイトはスキップされます。 ロックされているサイト コレクションの一覧を見るには、[ロックされたサイト] スキャン出力を参照してください。
移行の準備
このレポートを利用して、リスト コンテンツの対象となるユーザーの設定に使用されている対象ユーザーを把握します。 SharePoint への移行後にこの機能が必要となる場合は、影響を受けるコンテンツの修復を計画しておきます。 修復には、SharePoint 環境で新しい対象ユーザーを作成し、移行後に影響を受けたリスト アイテムを修正する必要があります。
移行後
移行の準備で決定した影響を受けるコンテンツに対する修復計画を導入します。
スキャン結果レポート
次の表では、ListItemsWithAudienceTargeting-detail.csv レポートの列について説明します。 このスキャン レポートでは、環境にインストールされているすべてのアドインの一覧が示されます。
列 | 説明 |
---|---|
SiteId | 影響を受けるサイト コレクションの一意の識別子。 |
SiteURL | 影響を受けるサイト コレクションの URL。 |
SiteOwner | サイト コレクションの所有者。 |
SiteAdmins | サイト コレクションの管理者として登録されているユーザーの一覧。 |
SiteSizeInMB | サイト コレクションのサイズ (MB)。 |
NumOfWebs | サイト コレクションに存在している Web の数。 |
ContentDBName | サイト コレクションをホストしているコンテンツ データベースの名前。 |
ContentDBServerName | コンテンツ データベースをホストしている SQL Server。 |
ContentDBSizeInMB | サイト コレクションをホストしているコンテンツ データベースのサイズ。 |
LastContentModifiedDate | サイト コレクションでコンテンツが修正された日付/時刻 |
TotalItemCount | サイト コレクション内で見つかったアイテムの合計数。 |
ヒット | サイト コレクションに記録された要求の数。 利用状況ログ サービスからのデータに依存します。 使用状況ログ サービスが無効になっている場合、この行は N/A と表示されます。 |
DistinctUsers | サイト コレクションにアクセスした重複しないユーザーの数。 利用状況ログ サービスからのデータに依存します。 利用状況ログ サービスが無効の場合、この行には N/A が表示されます。 |
DaysOfUsageData | 利用状況ログ サービスがデータを保持する日数。 これは、Hits および DistinctUsers の状況を示します。 たとえば、この値が 14 日間の場合、Hits および DistinctUsers のデータは過去 14 日間のデータです。 |
WebUrl | リストをホストしている Web の URL。 |
ListTitle | 対象ユーザーを設定するリスト アイテムを含むリストのタイトルです。 |
ListUrl | リストのルートの URL です。 |
ListItemUrl | リスト アイテムの表示フォームの URL です。 |
TargetAudienceNames | このリスト アイテムで設定されている対象ユーザーの名前のリストです。 対象ユーザー名を解決できなかった場合は、対象ユーザー ID が表示されます。 これは、対象ユーザーがリスト アイテムで使用された後で削除されると発生することがあります。 |
ScanId | SharePoint 移行評価ツールの特定の実行に割り当てられた一意の識別子。 |