移行評価スキャン: カスタム権限レベル
概要
SharePoint では、カスタムアクセス許可レベルを作成し、そのアクセス許可レベルをユーザーとグループに割り当てることができます。 一部の移行ツールでは、この情報を SharePoint に移動する際に問題が発生します。 その結果、移行後に影響を受けるユーザーとグループに対するアクセス許可は同じになりません。
アクセス許可レベルの詳細については、「 SharePoint のアクセス許可レベルについて」を参照してください。
データ移行
ツールによっては、このデータは移行されません。 SharePoint によって提供されるアクセス許可レベルを使用することをお勧めします。 ただし、カスタムアクセス許可レベルが必要な場合は、SharePoint サイトでアクセス許可レベルを手動で再作成する必要があります。
重要
SharePoint で "アクセスなし" (ロック済み) として構成されているすべてのサイトはスキップされます。 ロックされているサイト コレクションの一覧を見るには、[ロックされたサイト] スキャン出力を参照してください。
移行の準備
ソース環境で使用されているカスタムアクセス許可レベルを理解し、今後の計画を決定します。 ユーザーとグループを既定の SharePoint アクセス許可レベルに移動するか、カスタムアクセス許可レベルを作成し、移行後のアクセス許可を修正するための計画を立てます。
移行後
ユーザーとグループに適切なアクセス許可レベルがあることを確認します。 カスタムアクセス許可レベルを作成する必要がある場合は、それらが期待どおりに機能していることを確認します。
スキャン結果レポート
次の表では、 CustomPermissionLevel-detail.cs v レポートの列について説明します。 このスキャン レポートには、環境内のすべてのカスタム アクセス許可レベルの一覧が表示されます。
列 | 説明 |
---|---|
SiteId |
影響を受けるサイト コレクションの一意の識別子。 |
SiteURL |
影響を受けるサイト コレクションの URL。 |
WebApplicationURL |
サイト コレクションをホストしている Web アプリケーションの URL。 |
SiteOwner |
サイト コレクションの所有者。 |
SiteAdmins |
サイト コレクションの管理者として登録されているユーザーの一覧。 |
SiteSizeInMB |
サイト コレクションのサイズ (MB)。 |
NumOfWebs |
サイト コレクションに存在している Web の数。 |
ContentDBName |
サイト コレクションをホストしているコンテンツ データベースの名前。 |
ContentDBServerName |
コンテンツ データベースをホストしている SQL Server。 |
ContentDBSizeInMB |
サイト コレクションをホストしているコンテンツ データベースのサイズ。 |
LastContentModifiedDate |
サイト コレクションでコンテンツが修正された日付/時刻 |
TotalItemCount |
サイト コレクション内で見つかったアイテムの合計数。 |
ヒット |
サイト コレクションに記録された要求の数。 利用状況ログ サービスからのデータに依存します。 使用状況ログ サービスが無効になっている場合、この行は N/A と表示されます。 |
DistinctUsers |
サイト コレクションにアクセスした重複しないユーザーの数。 利用状況ログ サービスからのデータに依存します。 使用状況ログ サービスが無効になっている場合、この行は N/A と表示されます。 |
DaysOfUsageData |
利用状況ログ サービスがデータを保持する日数。 これは、Hits および DistinctUsers の状況を示します。 たとえば、この値が 14 日間の場合、Hits および DistinctUsers のデータは過去 14 日間のデータです。 |
WebURL |
発行機能が有効になっているサイトの URL です。 |
PermissionLevelName |
カスタムアクセス許可レベルの名前。 |
PermissionLevelDescription |
カスタムアクセス許可レベルの説明。 |
アクセス許可 LevelURL |
カスタムアクセス許可レベルの URL。 |
ScanID |
SharePoint 移行評価ツールの特定の実行に割り当てられた一意の識別子。 |