検索 - 1 つ以上のクロール データベースに断片化されたインデックスがあります (SharePoint Server)
適用対象:2016
2019
Subscription Edition
SharePoint in Microsoft 365
重要
この正常性アナライザールールは、SharePoint Server 2013 の KB4011601 および SharePoint Server 2016 の KB4011576 で削除されたため、SharePoint 2010 にのみ適用されます。
ルール名: 検索 - 1 つ以上のクロール データベースに断片化されたインデックスがあります。
概要: この記事では、Search Service アプリケーションのクロール データベースの断片化に関する SharePoint Health Analyzer ルールについて説明します。 クロール データのインデックスの断片化は、通常のディスクの断片化とは異なるレベルで発生します。 これは、標準のクロール アクティビティ時にデータが作成、更新、または削除されるときに、各クロール データベース内で発生します。 正常性ルールを実行すると、システムは、使用されている記憶域を連続化し、未使用の記憶域を取り除き、データベースを最適化します。
クロール データベース ルールは、次の場合に実行することをお勧めします。
SQL Server Enterprise でクロール データベース ルールを実行すると、ページ圧縮機能が自動的に有効になり、I/O およびディスク記憶域の使用率が最適化されます。
パフォーマンスの大幅な低下の原因がクロール データベースの断片化によるものと判断される場合。 クロール データベースは、通常、ある程度の断片化を伴うため、これはまれな場合です。
現象: 以下の現象のうちの 1 つまたは複数が発生する場合があります。
クロール データベースへのクロール履歴の書き込みに時間がかかるほど、クロール レートが低下する可能性があります。
クロール データベースの最適化の正常性ルールが実行され、断片化の修正が試みられます。 メモ: このルールが断片化を修正するとき、クロール レートが影響を受けます。 プロパティ データベースへのメタデータの書き込みに時間がかかるほど、クロール レートは低下する可能性があります。
原因: 断片化が生じるのは、キー値に基づく論理的な順番が、データ ファイル内の物理的な順番に一致しないページをインデックスが持つ場合です。 インデックスのリーフ ページには、インデック内の次のページと前のページへのポインターが含まれます。 このため、すべてのインデックス/データ ページの二重リンク リストが形成されます。 データ ファイル内のページの物理的な順番が、論理的な順番に一致するのが理想です。 物理的な順番がデータの論理的な順番に一致する場合、全体のディスク スループットは増加します。
断片化されたインデックスの手動での検出と修復を含めた、データベースの断片化の詳細については、SQL Server のドキュメントを参照してください。
解決策: クロール データベースの最適化の正常性ルールを有効にして、実行します
この手順を実行するユーザー アカウントがファーム管理者グループのメンバーであることを確認します。
サーバーの全体管理で [ 監視] をクリックします。
[監視] ページの [ Health Analyzer] セクションで、[ ルール定義の確認] をクリックします。
[すべてのルール] ページの [ パフォーマンス] セクションで、[ 検索 - 1 つ以上のクロール データベースに断片化されたインデックスがあります] をクリックします。
ルールが有効でない場合は、[ Health Analyzer ルールの定義] ダイアログで、リボンの [ アイテムの編集] をクリックします。 [ 有効] チェック ボックスをオンにして、リボンの [ 保存] をクリックします。
リボンの [ 今すぐ実行] をクリックします。
[ 閉じる] をクリックします。
すべての Search Service アプリケーション内のすべてのクロール データベースに対して、ルールが繰り返されます。 実行時に、最初はオンライン最適化の実行が試みられ、次に、必要に応じてオフライン最適化に切り替わります。 オンライン最適化では、SQL Server リーフ ページのみが最適化され、SQL Server ロック ページは最適化されません。 オフライン最適化では、ロック ページとすべてのリーフ ページが最適化されます。 SQL Server Enterprise では、正常性ルールによって、ページ圧縮機能が自動的に有効になり、I/O とディスクの使用率が最適化されます。