メモリ制限を超えたときのアプリケーション プールのリサイクル (SharePoint Server)
適用対象:2016 2019 Subscription Edition SharePoint in Microsoft 365
ルール名: メモリ制限を超えたときのアプリケーション プールのリサイクル。
概要: メモリ制限が有効で、この制限を超えた場合のアプリケーション プールのリサイクル。 メモリ制限に基づいたリサイクルは、通常、64 ビット環境では必要がないので有効にしないでください。 不必要にリサイクルを行うと、リサイクルされたワーカー プロセスから要求が削除され、新しいワーカー プロセスに対して要求を行うエンド ユーザーのパフォーマンスが低下することがあります。
原因: メモリ制限を超えたときにアプリケーション プールがリサイクルされるように構成されています。
解決策: インターネット インフォメーション サービス (IIS) でアプリケーション プールのリサイクルの設定を変更します。
この手順を実行するユーザー アカウントがファーム管理者グループのメンバーであることを確認します。
このイベントの発生元のサーバーを特定します。 SharePoint サーバーの全体管理 Web サイト の [監視] セクションで [問題とソリューションの確認] をクリックし、 [失敗したサーバー] 列でサーバーの名前を探します。 サーバー ファームに複数の失敗したサーバーがある場合、失敗した各サーバーで以下の手順を繰り返す必要があります。
次の手順を実行するユーザー アカウントが、前の手順で特定した、ローカル コンピューターの Administrators グループのメンバーであることを確認します。
このイベントが発生しているサーバーにログオンします。
サーバー マネージャーで [ツール] をクリックし、 [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー] を選択します。
インターネット インフォメーション サービス管理コンソールの [ 接続] ウィンドウで、ツリー ビューを展開して、[ アプリケーション プール] をクリックします。
[ アプリケーション プール] の一覧で、メモリ制限を無効にするアプリケーション プールを右クリックし、[ リサイクル] をクリックします。
[ アプリケーション プールのリサイクル設定の編集] ダイアログの [ メモリ ベースの最大値 ] セクションで、[ 仮想メモリ使用量 (KB 単位)] と [プライベート メモリ使用量 (KB単位)] チェック ボックスをオフにし、[ 次へ] をクリックします。
[ イベントをログにリサイクル する] ダイアログで、[完了] をクリック します。