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SharePoint Server のサイト ナビゲーションの概要

適用対象:yes-img-13 2013yes-img-162016 yes-img-192019 yes-img-seSubscription Edition no-img-sopSharePoint in Microsoft 365

サイト ナビゲーションは、サイト コレクションのコントロールとリンクのセットであり、ユーザーが自分の位置を確認したり、他の関連する場所に簡単に移動したりするのに役立つサイトとページの集合です。 たとえば、サイト ナビゲーションを、サイト コレクション内の他のサイトにユーザーが移動するのを支援するよう構成したり、トップ ナビゲーションと縦型ナビゲーションのコントロールをユーザーが参照しているコンテキストに基づいて動的に生成できるように構成したりできます。 サイト ナビゲーション戦略を事前によく計画すると、SharePoint Server サイトの使用が容易になります。

SharePoint Server には、サイトの所有者が Web ページ上に動的にコンテンツを表示できるようにするために、検索テクノロジを使用した数多くの機能が備わっています。 検索に基づくサイトについて詳しくは、「SharePoint Server でクロスサイト発行を計画する」を参照してください。

ナビゲーション コントロールは、マスター ページ、ページ レイアウトに表示でき、Web パーツ領域を使用してページのコンテンツに直接表示することもできます。

既定では、SharePoint Server はサイト コレクションの階層構造のナビゲーション モデルに基づいています。 ナビゲーション機能を使用すると、任意のサイトに階層内の他の場所へのリンクを作成したり、そうしたサイト内の特定ページに対するリンクを作成したりできます。 さらに、外部の Web サイトなど任意の場所へのリンクも作成できます。

管理ナビゲーション - 管理ナビゲーションを使用して、ナビゲーション階層を表す用語セットを作成し、ナビゲーション コントロールにその用語セットに基づくデータを表示できます。 ナビゲーション階層は、用語セットを変更することによって変更できます。 詳しくは、「 SharePoint Server の管理ナビゲーションの概要」を参照してください。 管理ナビゲーションは、既定では、発行ポータル サイト コレクション テンプレート以外のすべてのサイト テンプレートでは無効になります。

ナビゲーション リンクはセキュリティによるトリミングの対象となります。 つまり、サイト ユーザーがリンクの宛先となる SharePoint Server サイトまたはページに対して権限がない場合、そのリンクは表示されません。 ナビゲーションに手動で追加されるページ、サイト、およびリンクを、特定の対象ユーザーのメンバーだけが使用できるように構成できます。 その対象ユーザーのメンバーではないユーザーは、その対象ユーザーをターゲットとするサイトとページへのリンクは表示できません。

一般的なナビゲーション コントロール

マスター ページは、サイト内の Web ページの外側のフレームを定義します。 マスター ページには、ブランド情報などのサイト内のすべてのページで共有する要素、検索などの一般的なコマンド、およびサイトで使用できるようにするナビゲーション要素が含まれます。 また、マスター ページには、トップ ナビゲーション コントロール (ドロップダウン メニューに表示されるリンク) および縦型ナビゲーション コントロールも多くの場合に含まれます。

これらのナビゲーション コントロールに独自のカスタム スタイルを適用できます。その場合には、デザイン マネージャーと選んだ HTML エディターを使用します。

トップ リンク バー コントロールには、サイト階層で現在のサイトよりも 1 レベル下のサイトに対するリンクが表示されます。 通常、トップ リンク バーは、サイトの各ページの上部に表示されます。 既定では、現在のサイトより 1 レベル下のすべてのサイトがトップ ナビゲーションに追加され、各サイトのトップ ナビゲーションはそれぞれ固有となります。 サイトの所有者は、特定のサイトのトップ ナビゲーションをカスタマイズできます。

サイトの所有者は、親サイトからトップ ナビゲーションを継承するように選択することもできます。 この方法を使用すると、ユーザーは、サイト コレクション内のすべてのサイトでトップ ナビゲーションを同じ位置に保つことによって、サイト コレクションの任意の場所にあるサイト間を移動できます。 たとえば、会社の製品を販売するために使用するインターネット サイトには、各製品ラインのサイトを含めることができます。 サイト設計者は、各サイトのトップ ナビゲーションにそれぞれの製品サイトを表示することによって、ユーザーがサイトのホーム ページに戻らないでもサイト間を簡単に移動できるようにすることができます。

トップ ナビゲーションの他の構成機能は、次のとおりです。

  • すべてのトップ レベル サイトの Web ページへのリンク (SharePoint Server のみ)

  • 指定の外部サイトへのリンク

  • サイト内の任意の場所にある指定のサイトまたはページへのリンク

  • 見出しの下のリンクの整理 (SharePoint Server のみ)

  • トップ リンク バーの項目の手動による並べ替え

  • グローバル ナビゲーション レベルに表示される最大項目数の制限 (SharePoint Server のみ)

外部サイトへのリンクなどトップ リンク バーのすべての機能は、サイトごとに一意に定義できます。 トップ レベル サイトを表示している場合には [ リンクの編集] をクリックするとリンクの追加、移動、または再配置を行えます。

デザイン マネージャーを使用すると、トップ リンク バーの外観と機能をさらにカスタマイズできます (SharePoint Server のみ)。

サイド リンク バー

サイド リンク バーは、通常、リストやライブラリなど現在のサイトの重要なコンテンツを強調します。 通常は、サイトの各ページの左側に表示されます。

サイド リンク バーの構成機能は、次のとおりです。

  • サイト階層において現在のサイトと同じレベルにあるサイトへのリンク (SharePoint Server のみ)

  • 指定の外部サイトへのまたは現在のサイト内にあるページへのリンク

  • 見出しの下のリンクの整理

  • サイド リンク バー内の項目の手動による並べ替え

  • ナビゲーション レベルに表示される最大項目数の制限 (SharePoint Server のみ)

リンクを追加、削除、または再配置する場合、縦型ナビゲーションの [ リンクの編集] をクリックします。 また、サイトの [サイトの設定] でも、リンクの追加、削除、再配置や、新しい見出しの作成を行えます。 サイド リンク バーを有効または無効にするには、右上隅にあるギア アイコンをクリックしてから [ サイトの設定] をクリックします。 [ 外観] 領域で、[ ツリー ビュー] をクリックしてから [ サイド リンク バーの有効化] チェック ボックスを選択します。

トップ ナビゲーションのカスタマイズと同様に、SharePoint Server のデザイン マネージャーを使用して縦型ナビゲーションの外観と機能をカスタマイズすることもできます。

ツリー ビュー

ツリー ビューは、ページの左側に表示されます。 サイド リンク バーとツリー ビューを有効にした場合、サイド リンク バーの下にツリー ビューが表示されます。 ツリー ビューには、現在のサイトにあるリスト、ライブラリ、サイトなどのサイト コンテンツが階層構造で表示されます。

既定では、ツリー ビュー ナビゲーションは無効です。 ツリー ビューを有効にするには、右上隅なるギア アイコンをクリックしてから [ サイトの設定] をクリックします。 [外観] 領域で、[ツリー ビュー] をクリックしてから [ツリー ビューの有効化] チェック ボックスを選択します。

メタデータ ナビゲーション

メタデータ ナビゲーションにはツリー ビュー ナビゲーション内のライブラリおよびリストのコンテンツのメタデータが表示され、ユーザーは指定のフィールドに基づいてライブラリやリストのコンテンツをフィルター処理できます。 サイト管理者は、リストまたはライブラリの [メタデータ ナビゲーションの設定] ページを使用してメタデータ ナビゲーションを設定し、ユーザーが使用できるナビゲーション階層とキー フィルターを構成できます。 メタデータ ナビゲーションが表示されるのは、メタデータ ナビゲーションが構成されたリストまたはライブラリをユーザーが表示する場合だけです。

管理ナビゲーション

管理ナビゲーションを使用すると、用語セットを用いてサイト上のナビゲーションを定義および維持できます。 この方法は、サイト構造に基づいて既存の SharePoint ナビゲーションを補います。 管理ナビゲーション構造は、用語ストアの管理ツールでナビゲーション用語セットに用語を追加して作成します。 ナビゲーション用語セットをコピーして、バリエーション ラベルに使用されているのと同じ言語に翻訳できます。 詳しくは、「SharePoint Server の管理ナビゲーションの概要」を参照してください。

Web パーツは、作成者がページ上の Web パーツ ゾーンに挿入して構成できるコントロールです。 サマリー リンク、目次、コンテンツ クエリ、コンテンツ検索の各コントロールには、ページ作成者がページ上の Web パーツ ゾーンに挿入できる Web パーツに対応する Web パーツがあります。 Web パーツには、関連するコントロールと同じ構成機能と同じ機能があります。 ただし、サイト デザイナーがページのレイアウトに挿入する代わりに、ページに挿入するときに構成できます。 ページ作成者がページに挿入できるナビゲーション Web パーツを作成するには、ページ レイアウトに 1 つ以上の Web パーツ ゾーンを含めるか、ページにリッチ テキスト エディター コントロールを含めることができます。これにより、ユーザーは Web パーツをリッチ テキスト エディター Web パーツに直接追加できます。

次のナビゲーション Web パーツは、非発行サイトでのみ使用できます。

  • コンテンツ ロールアップ - カテゴリ サイト ディレクトリのカテゴリを表示します。

  • コンテンツ ロールアップ - サイトの集合表示 選択したサイトを表示します。

  • コンテンツ ロールアップ - カテゴリに属するサイト 指定のカテゴリのサイト ディレクトリにあるサイトを表示します。

  • イベントのグループ作業 - タグ クラウド 組織内のタグ付けされている最も人気のある件名を表示します。

作成者がページにナビゲーション Web パーツを挿入できるようにする場合は、作成者がサイト ユーザーのナビゲーション エクスペリエンスの一部を制御できるため、サイトのナビゲーションに対するコントロールを減らすことができます。 これは、組織のコラボレーション サイトなど、緩やかに制御された環境で適切な場合があります。個々の作成者は、作成者の作業に関連するコンテンツをユーザーにポイントできる必要があります。 ナビゲーション エクスペリエンスが、サイト デザイナーやプランナーによって一貫した制御された方法で計画および実装される、インターネット プレゼンス サイトなど、より厳密に制御された環境では適切ではありません。

注:

ページ レイアウトに Web パーツ領域を含めるものの、作成者がナビゲーション Web パーツをこうした領域に挿入できないようにするには、サイトの Web パーツ ギャラリーでナビゲーション Web パーツを使用するために必要な権限を変更し、権限レベルに基づいて作成者がこうした Web パーツを使用できないようにすることが可能です。

関連項目

概念

SharePoint Server の管理ナビゲーションの概要

SharePoint Server の Web パーツの管理