ユーザー エクスペリエンスの概要
SharePoint Embedded には、Office ファイルの開き編集、ファイル プレビュー、アプリ内検索などの包括的なユーザー エクスペリエンス機能が用意されており、アプリケーションに適したユーザー エクスペリエンスを構築するために使用できます。
Office を使用して編集 & 開く
SharePoint Embedded アプリケーションの Office ドキュメントは、Web アプリケーションまたは Office アプリケーションを使用して表示、編集、共同作業を行って、より高度な表示および編集エクスペリエンスを実現するために開くことができます。 SharePoint Embedded で利用できる Office エクスペリエンスの詳細については、こちらをご覧ください。
ユーザーがアプリケーション内で Office ドキュメントを選択したときに Office を起動するようにアプリケーションを設定できます。 これには、Office アプリケーションを直接起動したり、ビュー (読み取り専用コンテンツの場合) や編集 (編集モード) などの特定のモードで開いたりするためのオプションが含まれます。 Office ドキュメントに適した Office エクスペリエンスを構成する方法について説明します
コンテンツのプレビュー
アプリケーションを SharePoint Embedded プレーヤー プラグインと統合して、サポートされているさまざまなファイルの種類でファイル プレビュー エクスペリエンスを提供します。 ファイル プレビュー エクスペリエンスは、iFrame に埋め込むか、新しいページを開くことができます。 アプリケーションのコンテンツに対してファイル プレビュー エクスペリエンスを提供する方法について説明します
ダウンロード
Microsoft Graph の DriveItem API のダウンロードを使用して、アプリケーションのダウンロード ファイル ユーザー エクスペリエンスを提供できます。 これにより、ユーザーがアプリケーションからファイルをダウンロードできる、有効期間の短い事前認証 URL が生成されます。
注:
ファイルへの直接リンクには、アプリケーションからの適切な承認がありません。 ブラウザーで直接使用すると、アクセスが拒否されます。
Microsoft 365 でのコンテンツ検出
Microsoft 365 エクスペリエンスでのコンテンツの表示方法を制御できます。 既定の動作は、SharePoint Embedded アプリケーション コンテンツが、office.com、oneDrive.com、その他の Microsoft インテリジェント ファイル検出機能を含む Microsoft 365 環境では非表示になります。 また、既定の動作では、Microsoft 365 の Copilot が SharePoint Embedded アプリケーション のコンテンツに対する接地から除外されます。
Microsoft 365 エクスペリエンスをオプトインする場合は、コンテナーの種類の作成時に、次の例に従ってコマンドレット Set-SPOContainerTypeConfiguration を 使用して既定の設定を変更できます。
Set-SPOContainerTypeConfiguration
-ContainerTypeID <ContainerTypeID>
-discoverabilityDisabled $False
このようにして、ファイルは Microsoft 365 環境に統合され、インテリジェントなファイル検出に参加します。
注:
- コンテンツの作成後に設定を変更した場合、これらの変更がすべての使用テナントで完全な一貫性を実現するまでに最大 30 日かかる場合があります。
- Office.com 内のコンテンツの共有ユーザー エクスペリエンスを有効にするには、コンテナーの種類の登録プロセスの時点で追加のアプリケーションアクセス許可を追加する 必要があります 。 共有ダイアログを有効にするアクセス許可をさらに追加するには、次のコードを参照してください。
PUT /storageContainerTypes/{containerTypeId}/applicationPermissions
Content-Type: application/json
{
"appId": "4765445b-32c6-49b0-83e6-1d93765276ca",
"delegated": ["readContent","writeContent"],
"appOnly": ["none"]
}
ごみ箱
Microsoft Graph を使用して、コンテナー内のアイテムを削除または完全に削除できます。 削除されたアイテムはコンテナーのごみ箱に移動され、93 日間保持されます。 この期間中は、Microsoft Graph を使用してアイテムを復元または完全に削除できます。 ごみ箱内のアイテムは、93 日間の保持期間を超えると完全に削除されます。 完全に削除されたアイテムは復元できません。