バージョン管理のベスト プラクティス
Microsoft では、Azure Storage の次のバージョン管理のベスト プラクティスをお勧めします。
要求ごとに使用する REST プロトコルのバージョンを明示的に指定します。
Blob Service プロパティの設定操作を使用して、Azure Blob Storageの既定のバージョンを設定します。 既定のバージョンでは、バージョン ヘッダーを設定できない匿名要求に使用するバージョンを指定します。
Shared Access Signature (SAS) URL を使用してストレージ リソースにアクセスするクライアント ソフトウェアでは、SAS URL がクライアント ソフトウェアで使用されているバージョンよりも新しいストレージ サービスのバージョンを指定すると、予期しない動作が発生する可能性があります。 クライアントが SAS トークンで適切に動作することを確認するには、次の方法をお勧めします。
バージョン 2014-02-14 以降の場合: REST API を使用している SAS トークン コンシューマーの場合は、REST プロトコルのバージョンをオーバーライドして、 パラメーターを使用して適切なバージョンを
api-version
指定できます。 詳細については、「 Azure Storage のバージョン管理」を参照してください。Azure Storage クライアント ライブラリを使用している SAS トークン コンシューマーの場合、ライブラリによって正しい REST プロトコル バージョンが要求されます。
バージョン 2013-08-15 以前の場合: 共有アクセス署名 URL (つまり、SAS プロバイダーまたはジェネレーター) を準備して配布するコードでは、ストレージ サービス要求を行うクライアント ソフトウェア (つまり SAS コンシューマー) によって認識されるバージョンを指定する必要があります。
常に最新の Azure Storage バージョンを使用して、新しいバージョンごとに含まれる最適化の恩恵を受けます。 このような変更の例を、次にいくつか示します。
バージョン 2013-08-15 では、OData AtomPub プロトコルと比較してネットワーク帯域幅の使用量を最大 70% 削減する JSON ペイロード形式が導入されました。
バージョン 2013-08-15 では、SAS プロバイダーとジェネレーターは、SAS クエリ パラメーターを使用して、、
content-disposition
content-type
、 などのcache-control
特定の応答ヘッダーを追加できます。バージョン 2011-08-18 では、ブラウザーを介した最適化されたダウンロードと
Accept-Ranges
ストリーミングに必要な引用符で囲まれたETag
ヘッダーと応答ヘッダーが導入されました。