Storage Analytics データ保持ポリシーの設定
Storage Analytics は、ログ データやメトリック データを既定では一切削除しません。 Storage Analytics のデータには、2 とおりの削除方法があります。削除を手動で要求する方法と、データの保持ポリシーを設定する方法です。
重要
無駄な出費を避けるためにも、ログとメトリックには保持ポリシーを設定してください。
データ保持ポリシーの設定
データ保持ポリシーは 2 つ構成できます。1 つはログ用で、もう 1 つはメトリック用です。 両方を有効にした場合、指定日数を経過したログとテーブルのエントリが Storage Analytics によって削除されます。 最大保持期間は 365 日 (1 年) です。
注意
保持ポリシーに変更を加えてからその設定が適用されるまでに数分かかる場合があります。
7 日後にログデータとメトリック データの両方を削除するポリシーを設定するには、次のように構成されたノードを使用して、 Blob Service プロパティの設定、 テーブル サービス プロパティの設定、または キュー サービス プロパティの設定 操作に対する要求を <RetentionPolicy>
行います。
…
<RetentionPolicy>
<Enabled>true</Enabled>
<Days>7</Days>
</RetentionPolicy>
…
Set Blob Service Properties 要求のペイロード全体の中で、<RetentionPolicy>
ノードがどのように組み込まれるかを示した XML を次に示します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<StorageServiceProperties>
<Logging>
<Version>1.0</Version>
<Delete>true</Delete>
<Read>false</Read>
<Write>true </Write>
<RetentionPolicy>
<Enabled>true</Enabled>
<Days>7</Days>
</RetentionPolicy>
</Logging>
<HourMetrics>
<Version>1.0</Version>
<Enabled>true</Enabled>
<IncludeAPIs>false</IncludeAPIs>
<RetentionPolicy>
<Enabled>true</Enabled>
<Days>7</Days>
</RetentionPolicy>
</HourMetrics>
<MinuteMetrics>
<Version>1.0</Version>
<Enabled>true</Enabled>
<IncludeAPIs>false</IncludeAPIs>
<RetentionPolicy>
<Enabled>true</Enabled>
<Days>7</Days>
</RetentionPolicy>
</MinuteMetrics>
<DefaultServiceVersion>2013-08-15</DefaultServiceVersion>
</StorageServiceProperties>
ログとメトリックに異なる期間を適用した保持ポリシーを構成することもできます。 今後アイテム保持ポリシーを無効にするには、次に示すように、内部のノードを <Enabled>
false に設定して Blob Service プロパティの設定操作を呼び出します。
…
<RetentionPolicy>
<Enabled>false</Enabled>
<Days>7</Days>
</RetentionPolicy>
…
注意
ストレージ サービスに対して Storage Analytics を無効にしたにもかかわらず、データ保持ポリシーが有効にされている場合、古いデータは引き続き削除されます。 予期しないデータの損失を防ぐため、Storage Analytics を有効にしたり無効にしたりするときには、必ずデータ保持ポリシーも構成するようにしてください。
参照
BLOB サービスのプロパティを設定する
BLOB サービスのプロパティを取得する
Table Service のプロパティを設定する
テーブル サービスのプロパティを取得する
キュー サービスのプロパティを設定する
キュー サービスのプロパティを取得する