Project Server 2013 の大規模データセットの推奨ハードウェア
概要 Project Server 2013 の大規模な展開に関するハードウェアの推奨事項を次に示します。
適用対象: Project Server 2013
大規模なデータセットの場合、データ負荷が最も大きなパフォーマンス ボトルネックになります。 通常、大規模なデータセットの場合は、最小でも 4 x 2 x 1 トポロジが必要です。 フロント エンド Web サーバーおよびアプリケーション サーバーのハードウェア特性は、通常、小規模データセットおよび中規模データセットでの推奨特性と変わりません。 しかし、SQL Server 層がボトルネックの場合、追加のフロント エンド Web サーバーおよびアプリケーション サーバーへのスケール アウトが制約されることがあります。 データ負荷がボトルネックの場合は、フロント エンド Web サーバーおよびアプリケーション サーバーを追加しても、スループットが向上しない可能性があります。
大規模なデータセットの場合、Project Server 2013 が共存している SharePoint Server 2013 インスタンスも大量に使用されている可能性があります (つまり、Project Server 2013 機能専用の SharePoint Server 2013 展開を使用していない場合)。 この場合は、Project Server 2013 ProjectService データベースを SharePoint Server 2013 コンテンツ データベースから分離し、SQL Serverを実行している専用コンピューターに配置することをお勧めします。
SQL Server 層がボトルネックの場合は、トポロジの SQL Server 層で追加のリソースが必要です。 RAM、CPU、およびハード ディスクの各リソースを追加することで、SQL Server を "スケールアップ" できます。
大規模データセット トポロジの SQL Server 層の最小仕様および推奨仕様を、次の表に示します。
Project Server 2013 のハードウェアの最小要件
Project Server 2013 のデータベースの最小要件をSQL Serverする
コンポーネント | 最小要件 |
---|---|
プロセッサ |
64 ビット、4 コア、各コア最小 2.5 GHz データセットのサイズが中規模データセットより大幅に大きい場合は 8 コアを推奨します。 |
RAM |
32 GB |
ハード ディスク |
250 GB 注 - 理想的には、ディスク間でデータを分離して優先順位を付ける必要があります。 データ ファイルと SQL Server トランザクション ログを別々の物理ハード ディスクに配置します。 注: RAID 5 は、信頼性とスループットのバランスが優れています。 |
Project Server 2013 に推奨されるハードウェア
Project Server 2013 のデータベースに関する推奨事項をSQL Serverする
コンポーネント | 最小要件 |
---|---|
プロセッサ | コアあたり 64 ビット、8 コア、最小 2.5 GHz データセットサイズが中程度のデータセットよりもかなり大きい場合は、8 コアをお勧めします。 |
RAM | 64 GB |
ハード ディスク | 300 GB 以上 注 - 理想的には、ディスク間でデータを分離して優先順位を付ける必要があります。 データ ファイルと SQL Server トランザクション ログを別々の物理ハード ディスクに配置します。 注 - RAID 5 は、信頼性とスループットの間に良好な妥協点を提供する必要があります。 |
関連項目
Project Server 2013 でのパフォーマンスおよび容量の計画の概要
パフォーマンスと容量に関するハードウェアの推奨事項 (Project Server 2013)
Project Server 2013 のスケール アップおよびスケール アウト トポロジ
Project Server 2013 でパフォーマンスを最適化する
Project Server 2013 のパフォーマンス カウンター