Project Server 2016 で OLAP キューブを構成する
概要: サーバーの全体管理の [OLAP データベースの管理] ページを使用して、OLAP キューブの設定を構成します。
適用対象: Project Server サブスクリプション エディション、Project Server 2019、Project Server 2016
OLAP キューブのディメンションとメジャーを構成したり、キューブの作成設定を構成したりできます。
OLAP キューブを構成するには、Project Server サービス アプリケーション管理者である必要があります。
既存の OLAP キューブで構成できる 2 組のパラメーターがあります。
ディメンションとメジャー
キューブ作成設定
既存の OLAP キューブのディメンションとメジャーを構成するには、以下の手順を実行します。
OLAP キューブのディメンションとメジャーを構成するには
サーバーの全体管理の [アプリケーション構成の管理] セクションで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。
[Project Server サービス アプリケーション] をクリックします。
キューブを作成する Project Web App インスタンスをポイントし、表示される矢印をクリックして、[ 管理] をクリックします。
[サーバー設定] ページの [ データベースの管理] セクションで、[ OLAP データベースの管理] をクリックします。
[OLAP データベースの管理] ページの一覧で OLAP データベースを選択し、[ 構成] をクリックします。
[データベース構成] ページで設定を構成します。
設定 | 説明 |
---|---|
キューブのディメンション |
ディメンションとして OLAP キューブに追加するユーザー設定フィールドを指定するには、[キューブのディメンション] 領域を使用します。 使用できるディメンションと選択済みのディメンションを表示するには、ドロップダウン リストからキューブを選択します。 そのキューブに含めるディメンションを [ 使用可能なフィールド] ボックスの一覧で選択し、[ 追加] をクリックしてキューブに追加します。 [ キューブ] ドロップダウン リストのキューブごとにこれを行います。 |
キューブのメジャー |
メジャーとして OLAP キューブに追加するユーザー設定フィールドを指定するには、[キューブのメジャー] 領域を使用します。 使用できるメジャーと選択済みのメジャーを表示するには、ドロップダウン リストからキューブを選択します。 そのキューブに含めるメジャーを [ 使用可能なフィールド] ボックスの一覧で選択し、[ 追加] をクリックしてキューブに追加します。 [ キューブ] ドロップダウン リストのキューブごとにこれを行います。 |
組み込みのメジャー |
キューブに含める組み込みメジャーを選択します。 選択したフィールドは、プロジェクト、タスク、割り当ての各キューブにメジャーとして追加されます。 |
非アクティブなタスク |
非アクティブなタスクをキューブに含める場合は、[ 非アクティブなタスクを含めます] チェック ボックスをオンにします。 |
計算されるメジャー |
式を定義するキューブを [ キューブ] ボックスの一覧から選択し、[ 挿入] をクリックしてカスタム MDX 式に追加します。 MDX 式の詳細については、「多次元式 (MDX) リファレンス (https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkID=186166)」を参照してください。 |
- [保存] をクリックします。
既存の OLAP キューブの作成設定を構成するには、以下の手順を実行します。
OLAP キューブの作成設定を構成するには
サーバーの全体管理の [アプリケーション構成の管理] セクションで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。
[Project Server サービス アプリケーション] をクリックします。
キューブを作成する Project Web App インスタンスをポイントし、表示される矢印をクリックして、[ 管理] をクリックします。
[サーバー設定] ページの [ データベースの管理] セクションで、[ OLAP データベースの管理] をクリックします。
[OLAP データベースの管理] ページの [ OLAP データベース名] 列で、構成するデータベースをクリックします。
[OLAP データベース作成設定] ページで設定を構成します。
設定 | 説明 |
---|---|
Analysis Services サーバー |
キューブを作成する SQL Server Analysis Services (SSAS) のインスタンスの名前です。 |
作成する Analysis Services データベース |
作成するデータベースの名前です。 |
エクストラネット URL |
エクストラネット サイトの URL です。 |
説明 |
この OLAP キューブの説明です。 |
プロジェクトの部署 |
プロジェクトが部署に割り当てられている場合、キューブに含める部署を選択できます。 部署を選択しないと、部署でのフィルター処理は行われません。 使用できる部署の選択は、部署カスタム参照テーブルによって制御されます。 複数を選択できるようにするには、[プロジェクトの部署] ユーザー設定フィールドを変更し、[ 参照テーブルから複数の値を選択できるようにする] チェック ボックスをオンにします。 > [!注]> 選択した部署の選択を取り消すには、もう一度部署をクリックします。 |
リソースの部署 |
リソースが部署に割り当てられている場合、キューブに含める部署を選択できます。 部署を選択しないと、部署でのフィルター処理は行われません。 使用できる部署の選択は、部署カスタム参照テーブルによって制御されます。 複数を選択できるようにするには、[リソースの部署] ユーザー設定フィールドを変更し、[ 参照テーブルから複数の値を選択できるようにする] チェック ボックスをオンにします。 > [!注]> 選択した部署の選択を取り消すには、もう一度部署をクリックします。 |
プロジェクトの最早開始日とプロジェクトの最遅終了日を使用する |
このオプションを選択すると、プロジェクトの最早開始日とプロジェクトの最遅終了日に基づいてキューブの日付範囲を設定できます。 |
前回および次回の時間単位を使用して OLAP データベースの作成時に日付範囲を計算する |
このオプションを選択すると、キューブ作成日からの差分に基づいて日付範囲が自動的に構成されます。 差分に使用する日数、週数、または月数を、[ 前の範囲] ボックスおよび [ 次の範囲] ボックスに入力します。 |
以下で指定した固定の日付範囲を使用する |
このオプションを選択すると、固定の日付範囲を使用できます。 使用する日付を [ 開始] ボックスおよび [ 終了] ボックスに入力します。 |
定期的に更新する |
更新の頻度をスケジュールする場合は、このオプションを選択します。 このオプションを選択しないと、キューブは自動的に更新されません。 |
キューのダウン タイムのために予定開始時刻での処理を実行できなかった場合、OLAP データベースの更新を直ちに再試行する |
このオプションを選択すると、キューが使用できないためにスケジュールされたキューブの作成に失敗した場合に、次の予定開始時刻まで待機せずに、キューが使用可能になった時点で自動的に作成ジョブが開始されます。 |
次の日付間隔で更新する |
キューブを再作成する時間数、日数、週数、または月数を選択します。 |
開始日 |
最初の自動キューブ作成の開始日を選択します。 |
開始時刻 |
各自動キューブ作成の開始時刻を選択します。 |
- [保存] をクリックします。
関連項目
Project Server 2016 で OLAP キューブを作成する