iOS 14 の概要
使用を開始するには、これらの手順 に従います。
新しいコントロール: UIColorWell
UIColorWell
は、色の選択に見本を使用したり、ドロップパーを使用したり、または値を手動で入力したりするための、新しい UIKit コントロールです。 このコントロールには、タップするとモーダル フォームを起動する、円形の色ボタンが表示されます。
<ios:UIColorWell
SelectedColor="{x:Static ios:UIColor.Red}"
ValueChanged="OnColorChanged" />
private void OnColorChanged(object sender, EventArgs e)
{
var colorWell = (UIColorWell)sender;
Debug.WriteLine(colorWell.SelectedColor);
}
変更されたコントロール
いくつかのコントロールには、主に次のような更新が行なわれました。
- UIBarButtonItem で、ポップオーバーとして表示される UIMenu を追加できるようになりました。
- UIDatePicker で、Automatic (既定)、Compact、Inline、Wheel の複数のスタイルがサポートされるようになりました。
- UISplitViewController で、Primary、Secondary、Supplementary の 3 つの列がサポートされるようになりました。
埋め込み WidgetKit のサポート
この SDK リリースでは、Swift で記述された WidgetKit 拡張機能を、メインの Xamarin.iOS アプリケーションに埋め込むためのサポートが追加されました。 これにより、ウィジェットをサポートするアプリをすぐに構築できます。
この方法では、SwiftUI を使用してウィジェットの拡張機能をビルドし、それを Xamarin.iOS アプリケーションに埋め込むことで、"ハイブリッド" なアプリケーションを作成します。
WidgetKit のサポートを利用するには、プロジェクト ファイルに対し、いくつかの手動による変更を行なう必要があります。
プロジェクトには、次のようなセクションを追加します。
<AdditionalAppExtensions Include="$(MSBuildProjectDirectory)/../../native">
<Name>NativeTodayExtension</Name>
<BuildOutput Condition="'$(Platform)' == 'iPhone'">build/Debug-iphoneos</BuildOutput>
<BuildOutput Condition="'$(Platform)' == 'iPhoneSimulator'">build/Debug-iphonesimulator</BuildOutput>
</AdditionalAppExtensions>
最初のリンクに含まれるパスを変更し、Swift UI 拡張機能のビルド ディレクトリを指すように設定します。
Xcode プロジェクト内のプロジェクトの相対出力場所 (ファイル → プロジェクト設定) を有効にすると、場所を特定するための簡単なパスが使えるようになり便利です。
この サンプル アプリケーション では、JSON のシリアル化を使用して、Xamarin.iOS アプリからサンプル ウィジェットにデータを転送して表示します。
WidgetKit に興味がある方は、ここにフィードバックをお寄せください。