Visual Basic と .NET Standard
Xamarin Android および iOS プロジェクトは、Visual Basic をネイティブにサポートしていません。ただし、開発者は .NET Standard ライブラリを使用して、既存の Visual Basic コードを Android と iOS に移行したり、アプリケーション ロジックの大部分を Visual Basic で記述したりできます。 Xamarin.Forms アプリケーションは、Visual Basic で完全に作成できます (カスタム レンダラー、依存関係サービス、XAML 分離コードを除く)。
要件
Visual Basic .NET Standard ライブラリを作成してコンパイルするには、Windows 上の Visual Studio (Visual Studio 2017 以降) を使用する必要があります。
Note
Visual Basic ライブラリは、Visual Studio を使用してのみ作成およびコンパイルできます。 Xamarin.Android と Xamarin.iOS では、Visual Basic 言語はサポートされていません。
Visual Studio のみで作業する場合は、Xamarin.Android および Xamarin.iOS プロジェクトから Visual Basic プロジェクトを参照できます。
Android および iOS プロジェクトを Visual Studio for Mac にも読み込む必要がある場合は、Visual Basic アセンブリから出力アセンブリを参照する必要があります。
Visual Basic.NET .NET Standard ライブラリを作成する
このセクションでは、Visual Studio 2019 を使用して Visual Basic .NET Standard ライブラリを作成する方法について説明します。 そのライブラリは、Xamarin.Android、Xamarin.iOS、Xamarin.Forms アプリなどの他のプロジェクトで参照できるようになります。
Visual Studio で Visual Basic .NET Standard ライブラリを追加する場合は、適切なプロジェクトの種類を選択するように注意する必要があります。
Visual Studio 2019 から、[新しいプロジェクトの作成] を選択します。
「Visual Basic ライブラリ」と入力してプロジェクト オプションをフィルター処理し、以下のように Visual Basic アイコンが付いた [クラス ライブラリ (.NET Standard)] オプションを選択します。
次の画面で、プロジェクトの名前を入力し、[作成] を押します。
Visual Basic プロジェクトは、次のようにソリューション エクスプローラーに表示されます。
これで、プロジェクトに Visual Basic コードを追加する準備が整いました。 .NET Standard プロジェクトは、他のプロジェクト (アプリケーション プロジェクトまたはライブラリ プロジェクト) から参照できます。
まとめ
この記事では、Visual Studio を使用して Xamarin アプリケーションで Visual Basic コードを使用する方法について説明しました。 Xamarin は Visual Basic を直接サポートしていませんが、Visual Basic を .NET Standard ライブラリにコンパイルすると、Visual Basic で記述されたコードを Android および iOS アプリに組み込むことができます。
以下のページでは、ネイティブまたは Xamarin.Forms アプリで Visual Basic.NET .NET Standard ライブラリを使用する方法について説明しています。