Android SDK ツールの変更
インストールされる API のレベルと AVD の Android SDK による管理方法の変更。
Android SDK ツールへの変更
Google は、Android SDK Tools の最新バージョンでは新しい CLI (コマンド ライン インターフェイス) ツールを採用し、既存の AVD Manager と SDK Manager を削除しています。 android プログラムが削除され、Visual Studio for Mac の Google GUI (グラフィカル ユーザー インターフェイス) マネージャーと以前のバージョンの Visual Studio Tools for Xamarin は、Android SDK Tools の過去バージョン 25.2.5 では動作しなくなります。 たとえば、コマンド ラインで android プログラムを使用しようとすると、次のようなエラー メッセージが表示されます。
The "android" command is deprecated.
For manual SDK, AVD, and project management, please use Android Studio.
For command-line tools, use tools\bin\sdkmanager.bat
and tools\bin\avdmanager.bat
以下のセクションで、Android SDK 25.3.0 以降を使用して Android SDK と Android 仮想デバイスを管理する方法について説明します。
UI ツール
Visual Studio と Visual Studio for Mac には、廃止された Google GUI ベースのマネージャーに代わる Xamarin の機能が用意されています。
Xamarin.Android アプリの開発に必要な Android SDK のツール、プラットフォーム、およびその他のコンポーネントをダウンロードするには、従来の Google SDK Manager の代わりに Xamarin Android SDK Manager を使用します。
Android 仮想デバイスを作成して構成するには、従来の Google Emulator Manager の代わりに Android デバイス マネージャーを使用します。
これらのツールは、それらが置き換える Google GUI ベースのマネージャーと機能的に同等です。
CLI ツール
別の方法として、CLI ツールを使用して、エミュレーターと Android SDK の管理と更新を実行できます。 次のプログラムで、Android SDK ツール用のコマンドライン インターフェイスが構成されるようになりました。
sdkmanager
対象: Android SDK Tools 25.2.3 (2016 年 11 月) 以降。
Android SDK の tools/bin フォルダーに sdkmanager という名前の新しいプログラムがあります。 このツールを使用して、コマンド ラインで Android SDK を管理します。 このツールの使用方法の詳細については、「sdkmanager」を参照してください。
avdmanager
対象: Android SDK Tools 25.3.0 (2017 年 3 月) 以降。
Android SDK の tools/bin フォルダーに avdmanager という名前の新しいプログラムがあります。 このツールを使用して、Android エミュレーター用の AVD を管理します。 このツールの使用方法の詳細については、「avdmanager」を参照してください。
ダウングレード
Android Developer Web サイトから前のバージョンの Android SDK をインストールすることで、お使いの Android SDK ツールのバージョンをダウングレードできます。
古い GUI の使用
Android SDK Tools のバージョン 25.2.5 以前を使用しているのであれば、tools フォルダー内の android プログラムを実行することで、元の GUI を引き続き使用できます。