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IoT Core ボード サポート パッケージ (BSP)

ボード サポート パッケージ (BSP) とは、ハードウェア プラットフォームで IoT Core を実行するために必要なドライバーと設定のコレクションのことです。 それらは、ハードウェア ベンダーやシリコン ベンダーによって提供されています。 BSP には、ボードで使用されるコンポーネントやシリコンに固有のデバイス ドライバーのセットも付属します。ほとんどの場合、.inf ファイルとそれに関連付けられている .sys ファイルや .dll ファイルの形式です。

特定の製造元の BSP ファイルを抽出するために必要な手順を以下に示します。 FFU イメージ ファイルを構築する前に、それらのファイルが適切に抽出されている必要があります。 その後、ラボ 2 に示す手順に従って、独自の BSP を作成する方法について学習します。

Raspberry Pi の BSP

  1. rpi-iotcore github のビルド手順に従って RPi_BSP.zip を作成します。

    • 迅速なプロトタイピングのために、この事前構築済みの RPi_BSP.zip をローカル ディレクトリ (C:\Downloads\RPi_BSP.zip など) にダウンロードできます。
  2. IoTCorePShell を起動し、次を使用してワークスペースを作成するか開きます。

    new-ws C:\MyWorkspace <oemname> arm
    (or) open-ws C:\MyWorkspace
    
  3. Import-IoTBSP を使用してインポートし、次を使用して構築します。

    Import-IoTBSP RPi2 C:\Downloads\RPi_BSP.zip
    (or) importbsp RPi2 C:\Downloads\RPi_BSP.zip
    buildpkg RPi2
    

Note

デバイス更新センターの要件を満たすように、適切な SMBIOS 値を使用して kernel.img を再構築する必要があります。 詳しくは、「UEFI のカスタマイズ」をご覧ください。

Intel の BSP

チップセット ダウンロードのリンク
Intel® Atom™ プロセッサ E3800 製品グループおよび Intel® Celeron® プロセッサ N2807/N2930/J1900 Intel® Embedded Drivers for Microsoft Windows® 10 IoT Core (32 ビットおよび 64ビット) MR1 のダウンロード
Intel Atom® プロセッサ E3900 シリーズ、Intel® Pentium® および Celeron® プロセッサ N シリーズおよび J シリーズ (Apollo Lake) ソフトウェア パッケージ: Intel Atom® E3900 SoC ファミリ — Windows* 10 IoT Core 32 ビットおよび 64 ビット プラットフォーム用ボード サポート パッケージ (BSP) のダウンロード
Intel® Pentium® および Celeron® プロセッサ N3000 製品グループ、および Intel® Atom™ x5-E8000 プロセッサ Intel Atom® プロセッサ Windows* 10 IoT Core 32 ビットおよび 64 ビット プラットフォーム用ボード サポート パッケージのダウンロード
Intel® Atom™ x5-E8000 プロセッサと Intel® Atom™ x5-Z8350 プロセッサ Intel の担当者にお問い合わせください

使用手順

以下の手順に従って、Windows 10 ADK リリース 1809 (17763) と iot-adk-addonkit バージョン 6.0 でこの BSP を使用します。

  1. BSP パッケージをダウンロードしてインストールします。

  2. IoTCorePShell を起動し、ワークスペースを作成して開きます。

    new-ws C:\MyWorkspace <oemname> arm
    (or) open-ws C:\MyWorkspace
    
  3. インストール ディレクトリまたは zip ファイルのパスのいずれかにソースの場所を設定します。

    $Source = "C:\Program Files (x86)\Intel IoT\Source-<arch>"
    (or)
    $Source = "C:\Downloads\IntelBSP.zip"
    
  4. Import-IoTBSP を使用してインポートし、次を使用して構築します。

    Import-IoTBSP <bspname> $Source
    (or) importbsp <bspname> $Source
    buildpkg <bspname>
    

Qualcomm の BSP

DragonBoard 410c

DragonBoard のドライバーは、「DragonBoard 410C Software (DragonBoard 410C ソフトウェア)」の Windows 10 IoT Core のセクションの下で入手できます。

ドライバーをインポートする手順:

  1. Windows 10 IoT Core Board Support PackageC:\Downloads\*_db410c_BSP.zip などのフォルダーにダウンロードします。

  2. IoTCorePShell を起動し、ワークスペースを作成して開きます。

    new-ws C:\MyWorkspace <oemname> arm
    (or) open-ws C:\MyWorkspace
    
  3. Import-QCBSP を使用してインポートし、次を使用して構築します。

    Import-QCBSP "C:\Downloads\*_db410c_BSP.zip" C:\prebuilt\DB410c_BSP -ImportBSP
    buildpkg QCDB410C
    

    IoTWorkspace.xml の <BSPPkgDir> の設定を C:\prebuilt\DB410c_BSP に設定します。

NXP の BSP

NXP BSP のアクセスとエコシステムのリソースに関する情報については、「Window 10 IoT Core と NXP i.MX SoC」をご覧ください。

その他の役立つリソース